バカ爆走!(6/5木)

6/5(木) バカ爆走!


日時:2008年6月5日(木)
開場:18:00 開演:18:30
場所:ミニホール新宿Fu-(新宿区歌舞伎町2-46-5 新宿永谷ホール
チケット:前売り1000円/当日1300円/BBNお持ちの方1200円
出演:東京03、田上よしえラバーガール三福星、鬼ヶ島、クールズ、とーどーゆーたニッケルバックパーティ内山、サンタモニカ、関あっし、イシクラノオノ、ビートルホーク、ザンゼンジ、リアルパンプキン、ワルステルダム
【前座ライヴ】 ダメジン、ワンハイスクール、ワンワン正田

「バカ爆走!」に行ってきました。
以下、出演者とネタの内容を大まかに書きます。ネタバレがありますのでご注意下さい。敬称略です。

  • 前座ライブ

1.ダメジン:漫才「謝罪会見」
2.ワンハイスクール:漫才「妊娠した奥さんを助ける旦那さん」
3.ワンワン正田:コント 紙芝居「浦島太郎」 カモシカ。オチがブラック。

  • オープニング

東京03がMC。
「単独終わりましたね」と角田。
飯塚「単独の舞台であんなに長い事大爆笑したのは初めてだよ」
と、単独ライブの裏話を始める。

最後の回、あるネタで豊本が物凄いケンカが強いという役で、自分の事を軽く見ている先輩役の飯塚、角田をビビらせるためにイスを蹴るシーンがあったが、それがひどかった。
初日と最終日の昼の回ともにまず蹴り方が上手くいってなくて、豊本自身はドンピシャで蹴っていると思ってたが、エレファントジョン森枝とかに「何ですかあの蹴り方!?あそこでもう笑いこらえてましたよ」と昼の回が終わった後に言われたので、
それを踏まえて豊本は「もっと怖くやらなきゃ」と思ってやった。
でも1発目が空振り。

飯塚「まずこの蹴り方(左足のサイドキックですくい上げるような感じ)が怖くないんだよ、頑張ってる欽ちゃんみたいな感じじゃん?」
豊本「で、ヤバいと。このままじゃネタが続かなくなるから慌ててもう1回蹴り直して、そしたら遠くの方にカランカランって行っちゃって」
飯塚「で、そのイス追いかけて」
豊本「バンバン!って。『どうだ!』と思って見たら二人笑ってんの」
飯塚「あたりめーだよ」
角田「前列のお客さんはちょっと怖がってるしね、ガンガンガンガンこうやって来るから」

飯塚が豊本の蹴り方について「あの蹴り方なんなの?『怖くして』って言ったじゃん?ケンカ強い奴こうやって蹴んないよ!」と言うので、豊本は自分なりに考えた蹴り方だった事を説明する。

角田「何とか戻そうとはしたけどさー」
飯塚「あっ、そう?」
角田「一応ね、でももう笑ってるじゃない?」
飯塚「俺もうああいう時『関係ねーや!』って思っちゃうんだよね」
角田「だから途中でもう『さすがにムリだわ』と思って」
豊本「だから『威嚇を続けなきゃいけない』と思って追っかけてこう行ったわけよ」
角田「それがみっともなくてね」
飯塚「振り回されてんだもんイスに!」
豊本「凄いよね、イスって強いね」
飯塚「イス強くない全然」
豊本「そうだよ、あそこパッと(飯塚さん)見たらもうニタニタしてるし」
飯塚「いや、俺はいまだに思い出し笑いするもん、『あんな無様な奴いねー』と思って」

飯塚「一応次のDVDの特典映像に入れようみたいな話にもなってんじゃん?それはいいんですけど、あのネタ終わった直後に裏に回って、
俺大体ネタの中で二人がミスると裏で着替え中に『やっちゃったね?やっちゃったね?』って絶対言うじゃん?
で、豊本に『やっちゃったね?』って言ったら、『あれは特典映像で』みたいな感じで余裕なの!『おめーが言うなよ!』と思って。
何かちょっと上から来やがってよ!だから俺もう『入れない!』と思ったよ」
豊本「えー、入れようよー、もったいないよー」
角田「あー、それはムカつくね」
飯塚「でしょ?」
角田「まず反省から入ってもらいたいよ」
飯塚「そうだよ!」
豊本「違う、あの笑ってる時間とかが長かったから、反省終わってもう直ってたの」

豊本は少林寺をやってたそう。で、あの蹴り。
豊本がその蹴りのポーズを再現した所でお客さんが写メを取る音がして、「何で今なの?」と飯塚。
豊本は格闘技好きなのにあの蹴り。

「単独も終わって、ファミレスもあまり行かなくなりますね」と角田。
ファミレスで有名人を見たという話に。
角田がデニーズで飯塚を待っていたら(飯塚はネタ作りの時は大体約束より1時間位遅刻するらしい)緒川たまきがいて、豊本が大好きなので「今緒川たまきがいるよ」とメールしたのに返信が無かった。
豊本曰く、「絶対ウソだと思った、そんなファミレスにいるわけない、もっと照明暗そうな店とか行ってそうなイメージがあったから」と。

角田はガン見しまくったそう。「透けガラスがあって」と説明し、飯塚に「あ、すりガラスだよね?」と訂正されるが、素直に間違いを認めず「『透けガラス』ですりガラスって分かるでしょ!」と角田。

飯塚は角田に「遅れるね」というメールをすると「すっげー綺麗な人がいるから早く来た方がいい」と返ってきたので、慌てて家出て行ったら緒川たまきがいてびっくりしたそう。

飯塚、豊本に向かって「お前にとって緒川たまきは何なの?」
豊本「えー、マリア様じゃない?」
角田「気持ち悪い」
飯塚「ただただ気持ち悪い」
豊本と、飯塚、角田二人の立ち位置の距離が若干空く。(二人が豊本に引いてる?)
豊本「ちょっと立ち位置おかしいな!?配分が悪いな」

豊本「すごい憧れの人とか、そういう人とちゃんと接する事って出来ないでしょ?」
飯塚「もしこの先仕事で一緒になったりとかあるかもしれないよ、どうすんの?」
豊本「ダンマリですよもう」
飯塚「そしたらイメージ悪いじゃん、『何かこの人暗い』とか」
豊本「いやいやいや、それは笑みはこぼれると思うよ」
飯塚「一番気持ち悪りーよ!」
角田「もう手紙しかないね」
飯塚「えっ!?一番ダメでしょそれも」
豊本「手紙は、何を、どう書くの?」
飯塚「前向きに考えんな!」
角田「自分の思った事書けばいいよ」
飯塚「そんな好きなの!?」
豊本「いやーあれは綺麗でしょ!」
飯塚「綺麗だけどさー」
角田「いや、超綺麗」
豊本「でしょ?ほら!」
と熱い豊本とそこまでではない飯塚に温度差がある。

角田がまた別の有名人を見たという話をする。
仕事が終わって下北沢で角田が飯塚とビールを飲んでいた時の事。
(飯塚「どんだけ仲いいんだよ!」)
オープンテラス的な所で飲んでた。角田「カッコいいでしょ?」豊本「別に」

飲んでたら人だかりが出来てきて、「どうしたんだろ、飯塚さんがいるからかな?」と一瞬思ったけど、
(飯塚「何で自分だと思わないんだよ」)
見たらカフェの隣の空き地みたいな所でリュ・シウォンが雑誌か何かの撮影をしていて、スタッフのクルーと追っかけのおば様方たちで物凄い団体になっていた。

角田も酔っぱらってたので写メを撮ってたら関係者の人に「すみません、写メはダメなんで、申し訳ないです」と怒られた。
その途端に後ろから「すみません、東京03の角田さんですよね?写メいいですか?」と声をかけられた。
飯塚「一番見つかっちゃいけないとこ!怒られた後だよ!」
豊本「うわうわうわ、いい顔できないよ」
角田「『ま、僕はいいですけど』って言って。『リュさんはダメだけど僕はいいですよ』って」

角田「あれは恥ずかしいね、何であのタイミングで来たのかね?その人も」
飯塚「『あっ、角ちゃんだ』と思ったけど、夢中で撮ってるから『これは声かけらんない』と思ったんじゃない?」
角田「で、怒られて一段落付いたから?」
飯塚「そうそう、『今だ!』と。『怒られてるとこすいません』っつって」

「単独に一青窈さんが来てくれてたけど、どうしたらいいか分かんないね、面識もないし」と飯塚。
堺雅人さんも来てて、お互い「すいません」としか言う事がなくて、最終的に謝り合戦みたいになって土下座しかけてた、と。

「そこいくと角ちゃんの親戚は鬱陶しいねー!」と急に矛先を変える飯塚。
飯塚「楽屋に風船置いてあったろ?何あの風船?バルーンアートみたいな?」
角田「そう、一応差し入れよ」
飯塚「楽屋の入口の冷蔵庫の上にボーンとあんのよ」
角田「いいだろよバルーンアート!」
飯塚「何あれ!」
角田「バルーンアートだよ!」
飯塚「何なのかもよく分かんないしね!」
角田「写メ撮れ、そのバルーンアートと一緒に!全然大事にしやしねー!」
飯塚「超邪魔じゃんだって!どんどん差し入れとか増えてくのに、邪魔でしょうがないんだよあのバルーンが!」
角田「宙に浮いてる方が食べ物一杯並ぶより邪魔になんないだろ、そういう事なんじゃない?『空間あいてんな』みたいな!」

飯塚「で何か来たんだよな!終わった後に母ちゃんと一緒にさ、『風船がちゃんと届いてたかどうか見に来たの』って、うるせー持って帰れ!」
豊本「『あら、あるじゃない』って」
飯塚「『よかったよかった』って」
豊本「何がよかったんだよ、ほんとにもう」
角田「何だそれ!?ほんとよくないよ!大ファンなんだからうちらの!」
飯塚「ウソつけ!営業見に来た時小島よしおの方にダーッと行ったじゃねーかよ!俺ら廊下でポツンとしたんだから!」
角田「あれはよくなかったな、小島よしおに行ったからね、でもしょうがない、それが一般の目よ」
結局バルーンアートは女性スタッフにあげて、持って帰ってもらったとか。

飯塚「角ちゃんて結構人見知りだったりするじゃん?ああいう家系にいるっていうのがちょっと想像付かないね、何て言うか図々しいよね?」
豊本「オバタリアンだよ、元祖オバタリアン!」
角田「元祖じゃねーよ!」
飯塚「何とかしてほしい、あのノリ!」

角田「1個前の営業の件を引きずり過ぎ」
飯塚「引きずるよ、あんなショックな事ないよ、何分待ったと思ってんの廊下で!」
角田「(うちの親戚が)『写真いい?』って言うわけ、そしたら『あ、はい、はい、じゃ撮りますか?』みたいな物凄い雑な対応?特にお前(飯塚)だよね?」
飯塚「俺マジで言ったもん、『今日小島よしおいないですけど?』って」
角田「あれはよくない、あれは。俺の親を大事にして欲しい」
飯塚「いや、俺角ちゃんの親は好きだよ。…何か変な感じになっちゃったけど、母ちゃんは可愛い」
角田「あ、母ちゃんじゃない方言ってんの?」
飯塚「母ちゃんじゃない、二人の親戚だよ」
角田「一人はうちの親の妹だよ」
飯塚「あ、そうなの?」
角田「風船くれたの妹だよ!チズ子おばさんでしょうよ!」
飯塚「それは分かんない」
豊本「知らないよ」
角田「もう一人は、知らねーあのババアは」
飯塚「知らねーのかよ!」
角田「どっちかの友達だよ、多分。親戚じゃない。だからそいつだけの悪口にしてね、ヨシ子とチズ子はダメ!」
飯塚「じゃ俺ヨシ子はいい、チズ子は嫌い!」
豊本「チズ子はよくないよ」
飯塚「チズ子嫌いだよね?」
角田「あのね、嫌いとか言うな俺に!親戚だから俺の!」
飯塚「じゃあチズ子に何かしてもらったの?」
角田「いや、ああやって風船くれたでしょ」
飯塚「風船はいらねーじゃん!」
角田「受け取れよ風船!」

角田「もう言ってるからね、『あの風船ありがとう』って、次回も来るからね」
飯塚「風船?」
豊本「風船が?」
角田「『あれ評判よかった』って言うよこっちは!」
飯塚「いらないよ!」
豊本「かさばるんだって本当に!」

角田「チズ子も来るよ、次も多分」
飯塚「何だよー、俺もう次の単独のタイトル『チズ子嫌い』にしようか?」
角田「『ヨシ子はいいけど』?」
飯塚「『チズ子嫌い』、そしたら来ないかな?」
角田「『ちょっとなになにー?』って来るよ多分」
飯塚「ほんとそういうタイプだよね」
豊本「『やだー』とか言いながら」
角田「『何なのあのタイトル?』なんつって」

飯塚「何か言うと『あー、ツッコまれちゃった』みたいな事言うんだよね、ツッコんだんじゃねー、注意だよ!」
角田「そんなキレるなよ、大人になれよもっと」
飯塚「確かに、こんなに怒る事ないね、チズ子に悪くなってきた。そんな嫌いじゃない、『チズ子そんな嫌いじゃない』っていうタイトルにしようか?」
角田「傷つくわ!」

「次の単独は多分秋ぐらいにやると思うんで皆さんぜひ来て下さい」とトークを締める飯塚。

  • ネタ(前半戦)

1.ザンゼンジ:コント「チャンス」
2.リアルパンプキン:漫才「夏祭り」
3.ワルステルダム:コント「年寄りの男女」
 老人の男女の密会?老婆は独身、男の方は妻がいるという設定。
4.関あっし:コント「世にも奇妙なショートコント」
5.イシクラノオノ:コント「校内放送」
6.パーティ内山:コント「SPのショートコント」

  • 中MC(その1)

東京03豊本とザンゼンジワルステルダムが登場。
全然絡んだ事もない3組で初めて話す。豊本は13年先輩にあたる。

ザンゼンジ三福は本当に東京03を好きらしく、豊本を持ち上げる。
翌日が豊本の誕生日な事も知っていて、豊本に「喋った事も何のゆかりもない人間に『明日誕生日ですよね』って言われるのが気持ち悪い」と言われる。
「そんな下から来られても多分人力舎の先輩達はすごい嫌がる」と豊本。
「豊本さんのメガネがすごいカッコいい」とヨイショが適当な三福に、「まず飯塚さんのとこ行きな、そういうのを一番嫌う人だから」と豊本。飯塚だと「うるせーよ!」と怒るそう。
人力舎は「ジュース買ってきて」と言われても断っていい、と豊本。

急にワルステルダム大久保に「どこ見てんの?」と言う豊本。大久保は右目がちょっと斜視だそう。
大久保曰く、「自分の斜視は好きなのでネタにしていて、相方に『どこ見てんだよ!』とツッコまれた時に『ロンドンとパリ同時に見てんだよ!』と言ったけどお客さんが引いちゃう」と。

ワルステルダムは二人ともバイトしていない。「仕事は全然嫌いじゃないけど頑張ってる姿を見られたくない」と松尾。ちなみに家は建設会社だそう。

ザンゼンジ三福が相談。相方の武田に金を2万5千円貸している。
「03さんはどうなんですか?」という三福に、「角ちゃんが急に雨降ると機嫌が悪くなるっていうのはあるけど。酸性雨でハゲるんだって」と豊本。
この日も雨が降っていて、「新宿駅からの角ちゃんの歩くスピードの早い事早い事!」と。

ワルステルダム大久保に「豊本さんはいつもこういう落ち着いた感じなんですか?」と聞かれ、「喜びはあるけど『ヨッシャー!』という表現はしない。ヘコむ事、『うわー何これ』と思う事は多い」と豊本。

ワルステルダムに色々と聞かれ、「感情表現が乏しいんだよ、家庭が不遇なんだろうね多分、トラウマみたいなものがあって僕が形成されているの」と若干ネガティブな豊本。

豊本はシッパーキーという黒くてスピッツを小さくしたような犬を飼っている。その事を話し出し、急にテンションが上がる。
熱弁してる所でMC終わりを知らせる音楽が鳴り、急に冷める豊本。
でもまた話を続ける。名前は「コタロー」。
「超可愛いんだよ、おしっこすんの」と笑顔の豊本。ザンゼンジに「感情表現できるじゃないですか!」と言われる。

  • ネタ(中盤戦)

7.ビートルホーク:コント「阿部のメガネ」
8.サンタモニカ:漫才「電車で隣の人が寄りかかってきたら」
9.ニッケルバック:コント「告白の練習」
 バイト仲間の女の子に告白したい早出と、その手助けを頼まれた渡辺が告白のシミュレーションをする。
10.とーどーゆーた:コント「ワカチコ」
11.鬼ヶ島:コント「野田さん」
 校長先生の大切な坪を割ってしまった大川原が、一休さんのようにとんちが得意な野田さんに助けてもらおうとする。

  • 中MC(その2)

イシクラノオノ、関あっし、パーティ内山、サンタモニカ、ビートルホークが登場。
JCAプロモーション(人力舎の預かりという立場)から今春人力舎所属に昇格した芸人たち。
「紳助さんみたいになりたい」というパーティ内山の仕切りで皆にトークしてもらうが、全然拾えずフォローも出来ずグダグダに。

  • ネタ(後半戦)

12.シンデレラ:漫才「子供」
13.三福星:コント「銀行強盗の計画」
 
14.クールズ:漫才「同級生に偶然会う」
15.ラバーガール:コント「インタビュー」
 「世界に羽ばたく日本人」という番組で、司会者の飛永がバット職人の大水にインタビューを行う。
16.田上よしえ:コント「先輩にアピール」
 前に告白した先輩と偶然会ったが自分の事を忘れられてるので、思い出してもらうために自己アピールをする。
17.東京03:コント「みみっちぃ」
 角田が豊本に3ヶ月前に貸したお金を返してもらうが、そこで一騒動起こる。

  • エンディング

関あっしがエンディングMC。
芸人がそれぞれ告知。

東京03は前回の単独ライブのDVDの宣伝。
そして角田から「これ言った方がいいのかな?単独終わりの話になって申し訳ないんですけど、出待ちが一人もいませんでした」と。
角田「もしよろしければ、代表して一名でいいので、申し訳ありませんけども」
2日間あって飯塚に1人、豊本に1人で合計2人だったそう。

飯塚「という事で、ぜひ角ちゃんの出待ち、大募集しております」
角田「最悪ジャンケンで、何か決めてね」
飯塚「負けた人がね」
角田「勝った人でお願いします」
という事でライブ終了。