バカ爆走!(9/2火)

9/2(火) バカ爆走!


日時:2008年9月2日(火)
開場:18:00 開演:18:30
場所:ミニホール新宿Fu-(新宿区歌舞伎町2-46-5 新宿永谷ホール
チケット:前売り1000円/当日1300円/BBNお持ちの方1200円
出演:キングオブコメディ(OPMC)、Y&Y、ラバーガール、鬼ヶ島、クールズ、ニッケルバックピーナッツパン、サンタモニカ、イシクラノオノ、ザンゼンジ、リアルパンプキン、ワルステルダム、サンミラノ、ジプシーダンス、ブルーセレブ、ワンハイスクール
(※結局リアルパンプキンは出演せず)
ゲスト:夜ふかしの会
前座ライヴ:エレガントグリーン、SxL、鳥獣戯画ヘルツ


以下、出演者とネタの内容です。ネタバレがありますのでご注意下さい。敬称略です。

  • 前座ライブ

 
1.エレガントグリーン:コント「星座と血液型」
2.SxL:コント「刑事の張り込み」(先輩刑事と後輩刑事が犯人の張り込みをしていてテンションが上がり、二人でふざける)
3.鳥獣戯画ヘルツ:コント「トップレス賢人」


・登場するなり「あー、暑い」と高橋。「またちょっと暑さがぶり返してきた感じで」。
 高橋は舞台に出る30秒前まで長袖を着ていたが、「ダメだ、我慢できん!」と思って着替えてきたそう。

・今野の話。この前電車に乗ってたら横にカップルがいて、ずっと痴漢の話をしていた。
 (笑うお客さん。「もう脱がせてよその話」と高橋)
 「たまたまこういう事もあるんだな」と狸寝入りをしていたら、急にそのカップルに「芸人さんですよね?」と聞かれ、「痴漢の話をしていたのはわざとだったのか?」と思いつつ「そうです」と答えた。
 そして「普通に電車乗ってるんですね」と言われ、「どういう意図で言ってるのか?芸人は車で移動するイメージがあるのか、キングオブコメディを知っていて自分が痴漢をした方だと思われて『お前電車に乗れるようになったのか?』という意味なのか分からなかった」。
 「普通に乗りますよ」と答えたら、女の方に「『サインして下さい』のネタの人ですよね?」と、新幹線のネタの小さいボケのセリフを言われ、そしたら男が「サインしてもらえよ」と言う、完璧な流れだった。
 よく分かんないけど腑に落ちなかった、という今野。

・二人がこの前文化放送西武ライオンズのナイター中継のレポーターをやった時、小さい子が来て「三拍子ですよね?」と聞かれたそう。
 (三拍子も違う日にレポーターをやっていて、その子は『レポーターといえば三拍子』と思い込んでいて、でも顔は知らなかった?)
 で「三拍子じゃないけど」と答えたら、その子に「じゃ何なんですか?」とキレられたとか。
 「いや、キングオブコメディですけど」と言ったら「じゃ、サイン下さい」とお構いなしにサインを頼んできた、と。

ダイナマイト関西の話。「凄かったね」と今野。
 「規模が凄い、地方のバカ爆でもアンジャッシュおぎやはぎがいて2000人ぐらいなのに、4500人だから」と高橋。
 高橋「始まる時に花火がドカーンと上がったりさ、出てくる時はドライアイスが出たり、決勝戦の時は本当の炎が音楽に合わせてボッボッボッって。
 バカ爆のオープニングなんか幕をまくって出てくるんだから。(※お客さん爆笑)
 うらやましいよ、マジで思い出したよ」

 高橋「エンディングとかで『こんな人の前で出来て嬉しいです、ぶっちゃけ僕ら普段3、40人しか入ってない所でやってますから』って言ってもボケだと思われんだよね」
 今野「そうだよね、『そんなわけねー』って」
 高橋「芸人が3、40人しか集まらない場所でやるはずがないんだよ。ピンと来ないんだよ、向こうはNGKとか劇場もデカいから。
 だって大阪の吉本の偉い人が渋谷のシアターDって、これよりちょっと狭いぐらいの所に初めて来た時、『何じゃこりゃ!』って言ったもん」
 今野「松田優作?」
 高橋「生き返ってねーよ」

 高橋「だって楽屋がさ、これぐらい(畳3〜4畳ぐらい?)しかないでしょ?ここに2、30人の芸人がひしめき合ってる、イスに座ったり、廊下の方出たり、出番が前じゃない人は非常階段にいたり。
 だからその日の香盤見てて超新塾とか夜ふかしの会とかいたりすると『おい、ふざけんじゃねー!』と。『間引け間引け!』と思って」
 今野「人多い奴やめて欲しいよね、もっとじゅんごとかをさぁ」

ダイナマイト関西の話に戻る。
 高橋「木村さん(バッファロー吾郎)がまた異常に優しくしてくれてさぁ」
 今野「何だろね、あのいい人ぶり」
 高橋「何なんだろうね」
 今野「いい人過ぎてほんと笑っちゃうんだよね」
 高橋「うん、失礼だけど。ラバーと俺らとレオちゃんさんと、わざわざ打ち上げ終わってから『どっか行きたいとこない?』みたいな感じで話しかけてくれて」
 今野「(木村のモノマネで)『何か、あるぅ?あのー、大阪で食べたいもんとか、あるぅ?お好み焼き?ちょっと待ってな、えー、7人取れたから、行こか?』」(※モノマネがおかしくて笑うお客さん)
 高橋「全く似てはいないんだけど」
 今野「似せたい気持ちは分かるでしょ?」
 高橋「分かる分かる」

 高橋「で、お好み焼き連れてってくれてさ、話してる途中に、食べてる最中に多分お好み焼きが熱かったんだろうと思うんだけど、『お、お…!』って、何か逆鱗に触れてブチ切れたみたいな、「許せん!」みたいな顔になっててさ」
 今野「『熱い』とか言わずに喋り続けようとするからね、『あっ、あづい!お、おっ!』って、どうしたんだと思うでしょ」

・「ダイナマイト関西のサプライズで登場したしあつ野郎さんが、打ち上げでしあつ野郎さん越しに木村さんが見えて、ほんとにブレてるのかと思うぐらい似てた」と高橋。
 今野も「メガネかけたらどっちがどっちだか分からない」。

・今野の話。リハ終わってから本番まで時間があったので、喫煙所でタバコを吸っていた。
 笑い飯西田さん、モンスターエンジンの人(※西森)、ケンコバさんもタバコを吸っていて、自分もタバコを吸っていたらケンコバさんに「メシ行きます?」と言われて連れてってもらった。
 「大阪だからお好み焼きとか食べれるんだろうな」と思って行ったらパスタだった。

 今野「向こうの人はそうお好み焼き食べないよね」
 高橋「日本人でも、外国人が来て「メシ食いに行きましょう」って言って、寿司には行かないでしょ」
 今野「美味しかったけど、何か腑に落ちない」
 そういう事もあって、木村さんに「何食べたい?」と聞かれた時に「お好み焼き」と答えたんだそう。

・高橋「美味かったねー、お好み焼き。何だっけ、とんぺい?『とんぺい』って知ってました?(とお客さんの方に聞く)
 俺初めて食ったんだけど、豚肉をただオムレツみたいに卵でくるんだだけのにソースかけて食うの。あんなの有名なの?『知ってる』っていう人?(お客さんに聞く、手を挙げる人がそこそこいる)
 えっ、何で知ってるんですか?」
 今野「何で?何で知ってるんだよ!」
 とキレる。(というボケ)

 高橋「『ここはチーズとんぺいで、チーズが入ってるから美味い』って言うんだけど、まずベースを知らないから」
 今野「木村さん自体もその時チーズ入りを初めて食べたの、『うわー!?何やこれ!?ごっついごっつい!』って」
 「結構色んな物食ってるつもりだったけど意外と知らない食いもんってあるんだ」と高橋。とんぺいは和民にあるらしい?

 高橋「たかだか豚肉に卵くるんだだけの、あまりに直球というか、何のひねりもないのに、ちゃんと美味いんだよね」

・OPの締めに入る高橋。
 高橋「今日も我々はいいじゃないですか、こういうとこでこぢんまりと、肩寄せ合ってさ」
 今野「すごく落ち着くし」
 高橋「落ち着く、何の緊張もない!(お客さん爆笑)、何のチャンスもない!(また爆笑)」
 今野「あるよ!多分あるよ!何年も(ここに)立って、無かったけど!」
 高橋「この後若手が出てくるんだって」

 という感じでOP終了。

  • ネタ(前半戦)


1.ワンハイスクール:漫才「ドラえもん
2.サンミラノ:コント「友達に女の子を紹介してもらう」(その女の子は実はお母さん)
3.ブルーセレブ:漫才「マナーの悪い人に注意する」
4.イシクラノオノ:コント「出会い系で知り合った娘と会う」
 男(オノ)が出会い系で知り合った女(イシクラ)と会うが、女が普通じゃない。
5.サンタモニカ:漫才「ベテラン刑事と新米刑事」


・高橋が「皆さん夏は何してました?」と後輩に話を振る。
 「バカ爆の準備とかで気付かないうちに9月になってるんだよね」と言う高橋に「あー、全然気付かなかったですよね」と話を合わせるだけで全く気持ちが入ってない事を言う早出、相槌を打つ他3人。
 「何で俺気遣われてんだよ!俺だけ裸の大将みたいになってる!…あ、裸の王様か」とマジでたとえ間違いをする高橋、そしてツッコミなのに「裸の大将」で納得していた渡辺。

・のんちゃん(ピーナッツパン)は「この夏はスイカを半玉食べたり、ギターを始めた」と。
 最初ウクレレを買おうと思ったけど変なクセが付くのでやめたそう。
 はるちゃんと一緒に楽器屋に行って(はるちゃんは高校の頃にアコースティックギターをちょっとやっていたらしい)、
 元々買う気はなかったけどギターがキラキラ輝いていて、呼ばれた気がして欲しくなり、8000円位の小さいアコースティックギターを買ったとか。

・高橋はローラーブレードを結構やる、「一人で地元で遊べる遊びが好きだからさ」と。
 「昼間にやると恥ずかしいでしょ、夜はスケボーの若い連中がたくさん公園とかいるから、アイツらに見つかったらボコボコにされんじゃないかと思って」という理由で、夜中に地元でやっているとの事。

 高橋が持っているのは4万位する高いやつで、そんなローラーブレードの話を角田(東京03)にしたら「ちょっとやりたい」という事で店に一緒に見に行った。
 その店頭で階段をガリガリ滑るビデオが流れてて、それに触発されて角田はポンと4万出して買ったそう。

・本当は肘や膝にプラスチックのパットみたいなのを当てるが、高橋はお金が無いんでそこにタオルを巻いてフルフェイスのヘルメットをかぶってやるそう。
 高橋「コンビニ強盗ですよ」
 早出「『ジャギが来た、ジャギが来た』って」
 高橋「『北斗の拳』の悪役分かんないでしょ」

・高橋の持ってるローラーブレードはオフロード用(アクロバットをする方)の物で、高橋は手すりにタイヤの間の隙間を挟んでガーッと降りていくみたいなのをやりたいが、まず手すりの高さまでジャンプできなくてダメだったそう。

・10年位前からやっていて、でもここ1、2年はほとんどやっていないそう。
 「最高でどんな技が出来るんですか?」と早出に聞かれ、「後ろ向きに滑れるようになった」と答える高橋、大笑いするお客さん。
 早出「飛んだり跳ねたりをイメージしてたのに何すかそれ?車でいいじゃないですか!」とツッコむ。

 老人ホームの向かいの滑らかなコンクリートの場所で夜中にやってて、たまに年寄りが窓から見てるそう。

・のんちゃんは10年位前にローラーブレードが流行った時に、自転車に乗ってる友達に引っ張られて、道路の「とまれ」のような文字のあるコンクリートの所を走らされて、ズボンがベロンと剥けたそう。
 「イジメじゃないと思うんですけど」と言うのんちゃん、でも全員一致で「イジメだよそれ」と言われてしまう。

ニッケルバックの夏の思い出。渡辺は一切外に出なかったので何もなし。
 早出は渡辺の車でコンビニへ行き、一人で買い物して帰ってきて助手席に座りパッと横を見たら全然知らない人がいて、自分が車を間違えていた、というのが唯一の思い出だそう。


  • ネタ(中盤戦)


6.ワルステルダム:漫才「ラーメン屋」
 (松尾が店主、大久保が客の設定で、大久保がツッコミ、松尾がボケで今までと逆になっていた)
7.ザンゼンジ:コント「バイク事故に遭って死にそうな友達の安否を気遣う」(アイドル解散ライブに行きたくて、何とか病院を抜け出そうとする三福)
8.ピーナッツパン:漫才「インタビュアーをやりたいのんちゃん」(ラーメン屋のインタビュー)
9.ニッケルバック:コント「進路相談」(父親にバンドをやるのを反対されている生徒(渡辺)のため、電話で父親を説得する先生(早出))
10.鬼ヶ島:漫才「今年の夏の思い出」
 オリンピック会場の解体と、お祭りの出店のやきそば売りと、魔法使い。
 野田は赤いタンクトップ、大川原と和田はスーツという格好。


ザンゼンジに向かっていきなり「誰だ!?」と今野。「ザンゼンジですよ」とラバーガールの二人。
 でも個人名までは知らず、「いや、ザンゼンジザンゼンジだから!」「個人名とかそういうのじゃないですから」とごまかそうとする大水、飛永。
 名前当てになり、勘でザンゼンジ武田の事を「田岡?」と言う大水。本当の名前は武田で、「じゃあ相方は山口君?」とボケる今野。
 「珍しい名字なんで絶対当たんないと思いますよ」と言う三福に「北別府?」と大水。

・この日ザンゼンジ三福がFu-近くのコンビニに行こうとした時に、Fu-の方にやってくる今野を見つけたが、「多分自分の事を知らないだろう」と思い、挨拶しようかどうか迷ったそう。
 しかも三福曰く、その時今野はリズムを刻んでいて(「そんな事してねーよ!」と今野は否定)、話しかけていいか分からず結局挨拶しなかった、と。
 「(リズムを取っていて)結構楽しそうでしたよ」と言う三福に「ジョイマンか!やってねーよそんなの!」と完全否定する今野。

 ザンゼンジ武田「今野さんもラバーさんもちょっと暗いじゃないですか?(だから話しかけにくい)」
 飛永「超明るいよ俺」
 今野「暗い?それは何、16期の総意?」

・どれくらい後輩の事を知っているか聞かれ、今野はピーナッツパン(14期)ぐらいまで、飛永は自分のサッカーチームに入ってるワンハイスクール筑肱(つくひじ)(15期)、大水はリトレイン瀧音ぐらいは分かるとの事。
 16期については「一緒にカラオケに行った人は分かる」と今野、ラバーガール
 そのカラオケというのは、今野が「カラオケに行きたい」と思った時に「誰か誘おうか?」となり、ちょうど16期がゾロゾロ帰る所だったので止めて、ジャンケンをさせて勝った人を一緒に連れてったそう。

 そのカラオケの1回目にリトレイン瀧音、2回目にページ壱五十嵐と行き、大水は瀧音にサインもあげたとか。何でも瀧音はすごいラバーガールのファンでブログも見てるらしい。

 今野曰く、瀧音はマイペース、五十嵐は気を遣ってくれる子。
 「今月からアミダくじにしようか?」と今野。

・飛永は最近自分のサッカーチームの名前をちゃんと決めたくて、後輩にアイデアを出してもらって、でも却下する(「杉並レッドモルホンズ」など訳の分からないチーム名を出されるため)という事をやっているそう。
 三福が考えた「Jウィングス」("人力舎の翼"という意味)は飛永も結構気に入ったけど採用されていないとか。
 「最近後輩が増えすぎて皆上手いから自分が控えに回ってる」と嘆く飛永。
 「俺も練習の時しか出てねー」と今野。

・「今度鬼ヶ島が野球チーム作るって」と今野、武田もやらせてもらおうと思っているそう。
 そのチームにはオアシズも入っているらしく、「全部で22人ぐらいいるから、『ずーっと紅白戦やる』って言ってたよ」と今野。


  • ネタ(後半戦)


11.ジプシーダンス:漫才「横断歩道の渡り方で悩んでいる」
12.Y&Y:コント「花の30代」
13.夜ふかしの会:コント「名字が変わる」
 「しんいち」「しんじ」「まき」という二男一女とその母親がいて、母親が離婚・再婚したら名字が変わって有名芸能人と同じ名前になってしまうため嫌がる子供たち)
14.クールズ:漫才「ストーカー」
15.ラバーガール:コント「勝手に家に入ってきた男」
 飛永の家にみうらじゅんのような長髪、サングラスの格好をした見ず知らずの男(大水)が勝手に入ってきて、飛永の誕生日を祝おうとプレゼントを渡す。

16.キングオブコメディ:コント「レストランのバイト」(新入りバイトの今野にレストラン店長の高橋が指導する)

 今までと所々フレーズが変わっていて、ネタ自体も短め。オチも高橋が今野に「クビ、クビ!」と言って終わり。


・明日の「あらびき団」に出る、と告知するY&Y。「おー」と沸く芸人たち。
 「この『花の30代』で出ます」と言うY&Yに、「あらびき団以外の何者でもない!」とツッコむキングオブコメディ高橋。
 高橋「僕さっき横にいて三人組みたいになっててイヤでしたもん」
 無言で高橋をじっと睨むY&Y但野由美。
 高橋「シワだらけの顔で見ないで下さい、怖い怖い怖い!同級生がこんなにフケてるのが悲しくなっちゃう」
 Y&Y上山有香「同い年ですからね」(「えー」と驚くお客さん)
 Y&Y但野由美「仲良し三人組です」
 高橋「三人組じゃない!」
 Y&Y「ねー」
 高橋「どんなに選択肢が無くてもここには入んない!」(みんな爆笑)

・JCA17期(現在スクールで勉強中)の4人が登場し、スクール生によるライブの告知。
 「今年はスクールJCAは2クラス制になって、月水金クラスと火木土クラスになった」とか。

・という事でライブ終了。
 明転後、なぜか会場に「悲愴感」の曲が流れて、お客さん達から少し笑いが起きる。