ダイノジ漫才イベント 「漫才 or DIE」(1/20水)
2010年1月20日(水)開場18:30 開演19:00
会場:新宿シアターモリエール
出演:ダイノジ
ゲスト:ダイノジが尊敬する漫才師たち
【チケット情報】前売:2000円 当日:2500円
以下ライブレポ。ネタバレあり・敬称略。
■漫才(ダイノジ)
1.ダイノジ:映画「アバター」
二人とも黒のスーツで登場。
軽い掴みのトークからスッとネタへ。
「ジェームズ・キャメロン監督の”アバター”見た?」と大地に尋ねる大谷。
「見ていない」という大地に大谷がどういう映画か簡単に説明する。
が、それは”アバター”ではなく違う映画の話、という大谷のボケが続き、大地がツッコんでいく。
■オープニングVTR(出演者&スタッフのクレジット、ライブタイトル)
■オープニングトーク(ダイノジ)
・普段着ているピンクのスーツではなく、黒のスーツを着ている大地さんに「何その格好?あんまり俺のマネしないで下さいよ」と大谷さんが言うと、
大地「お前が『黒スーツ作れ』って言ったんだろうがよ!それで黒スーツ作って、着る機会がねーんだぞ!そんで作ってみたら中に”つけ麺 おおち”って書いてんだからな!」(お客さん笑い)
大谷「えっ、何で?」
大地「おめーが『自分のスーツって分かりやすいように”つけ麺 おおち”って書いとけや』って言ったんだろうが!”おおち”だけで誰も間違えねーわ!」(お客さん笑い)
大谷「全然憶えてないわ」
と。
スーツの裏地に、他にも”横綱”とか書いてある大地さん。
・2004年以来の久しぶりのライブとの事。
・大地さんの年齢の話(大地さんが37歳)から、大谷さんが大地家で行われた新年会で会った大地さんの奥さんが若い(34歳。大谷さんの奥さんは23、24歳)という話題になり、大地さんの家の場所をこの場でバラそうとする大谷さん。
大谷「大地さん家は一軒家で、○○町の、××川の△△の隣でね」
と詳しく言う大谷さんに、肩を入れて「誰か来たらどうすんだよ!」と軽く怒る大地さん。
昔ダイノジが名古屋でラジオをやっていた時に大谷さんが大地さんの住所を全部言って、誰も来ないだろうと思ったら修学旅行の学生が来て、留守だった大地宅の玄関のドアノブにお湯を入れたカップラーメンが入った袋を引っかけていって、それに「足りますか?」と書かれた手紙が一緒に付いてたそう。
大地「『食わねーよ!ナメんじゃねーよ!』って言って」(お客さん笑い)
・「俺にプライバシーはねーのかよ?」と大谷さんに聞く大地さん。
吉本の芸人から当選者に年賀状が届くという企画で、ダイノジの年賀状には大谷さんが大地さんのケータイ番号を書いたそう。
大谷「いや、俺が先に書いてからお前に渡したから、お前は消せたのに消さなかったじゃん?お前そっから付き合おうとか何かスケベ心があるんでしょ?」
大地「違う、そこで消した所でお前どうせその上から書くだろ?」
とちょっとした言い合いに。
大谷さんが「お前は『こういうのやめてくれよー』って言いながらまんざらでもない顔するだろ?」と言いながらお尻をプリプリ振ったため、「何でそんなプリケツなんだよ!」と大地さんがツッコみ、大地さんが普段からプリケツかプリケツじゃないか?というバカバカしい言い争いになる。
・そしてその年賀状が届いた人から本当に大地さんに電話がかかってきたそう。
大谷「まずうちにメールが来たの。『あの電話番号、どうすればいいですか?家族みんなで会議してるんですけど、かけてもいいんですか?』って。だから『正式な大地さんのケータイ番号なんで、かけて褒めて下さい』って」
大地「お前誰に当たったか分かってねーだろ?中学生の女の子に当たったんだぞ。『大地さんですか?』『あ、はいそうです』『うわー、大地さんだー!あのー、大谷さんから”褒めてあげて下さい”って言われたんですけど、どう褒めればいいんですか?』(お客さん笑い) 探せや!褒める所!」(お客さん笑い)
・このライブの説明(ダイノジが面白いと思う尊敬する漫才師を呼んだ、とか)から、「お客さんはそんなに俺らに興味無いから、ゲスト目当てだよ」と言い出す大谷さんに「何で最近そんなにネガティブなの?」と尋ねる大地さん。
「俺は病気なの、ビルとかに上ると飛び降りたくなるだけの病気なの」と大谷さん。「結構普通だよー?」と明るい口調で言うので、「普通じゃねーよ!」とツッコむ大地さん。
大谷「俺7階に住んでるから、毎日飛び降りるイメージだけしてるよ、『ここに入ったらすげー楽だろうな』って。『スーッて行ったら終われるんだよなー』みたいな。ノンスタイルの石田君とかもそうだよ、ベランダにネット張ってんだよ、『自分が飛び降りる事考えちゃうから』って。
あとこないだルミネで、ブラックマヨネーズの吉田さんがやってきて、普段そんな喋んないんだけどいきなり『お前まだ死にたいんか?』って。『実は俺も昔から飛び降りたくてしょうがない』って。で、家にネット張ってんの。『だから2階に引っ越した』って言ってたよ」
大地「それなら1階にしろよ、何でわざわざ2階にしたんだよ」(お客さん笑い)
大地「どっかないの?それ(※死にたくなる気持ち)をリセットするような事」
大谷「それは日常の中にいくらでもありますよ、楽しい事とか。温泉とか入った時はそんな事全く考えないですよ、『最高だなこれ、一生入りたいわここ』って」
大地「『温泉気持ちいいわー!さあ家帰ろう。…飛び降りたい!』って?(お客さん笑い) お前何なんだよ!」
大谷「いや、普通だよ?」
大地「『普通だよ?』じゃねーよ、流行んねーよそれ!(お客さん笑い) どこで使うんだよそれ?『え、死にたくないの?普通だよ?』流行んねーよ!」(お客さん笑い)
・と思ったら、「死にませんよ私は、70まで生きてやろうと思ってますよ」と逆の事を言う大谷さん。
「お前どっちなの?健康で長生きしたいの?飛び降りたいの?」(お客さん笑い)
・トークもこの辺で終わらせ、ゲストのネタへ。(ゲストが1組ずつネタをやり、ネタ後にダイノジとトーク)
■漫才(ゲスト)
1.天狗:卒業式の後に教室で先生が生徒にする話をアメリカでやったら
川田が先生となり英語で生徒に話をし、横山が通訳となり日本語で説明する。
(去年のM−1予選でやっていた大統領の演説のネタとほぼ同じような構成)
・ネタ後のトークへ。
大谷さんはM−1の敗者復活戦で天狗を見て衝撃を受けて、「凄い面白かった」と天狗にメールしたそう。
大谷「俺は”笑わず嫌い王”の候補の1番だと思いますよ」
大地「二人とも喜んでるけど、権限一つもないから」(お客さん笑い)
大谷「いや、俺の影響力結構あるよ、俺がブログに書けばすぐ決まると思う」
と冗談?
・「天狗はageageのシステムに負けて辞めると思ってた、前はメガネとアラバマしかなかった」と大谷さん。
横山さんの持ちネタである、”フォレスト・ガンプ”でトム・ハンクスが「アラバマ!」と叫ぶシーンのモノマネをやらせて、1回目はスベるも、次に大谷さんが上手く振って横山さんが「アラバマ!」とモノマネするとウケて、大谷さんを「天才や!」と絶賛する横山さん。
・天狗の二人は高校の同級生で神戸市出身だが、横山さんは東京が凄く楽しい街で大好きで、東京のオシャレな人を見たりするのが好きなのと、NSCの講師に木村佑一さんや渡辺あつむさんがいたので東京NSCに入った、という話。
・天狗が敗者復活の時に舞台の横のテントで待ってる間に、置いてあった資料用の冊子を何となく見たら自分達のデータが載っていて、備考欄には「しずる、ハリセンボンと同期」としか書かれてなかった、という話。
・「今年は本当にライブやって、漫才とか色々やりたいです」という天狗。
大谷「このパターン(の漫才)はいないもんね」
大地「長ーいノリツッコミだもんね」
川田「さすがですよ、分かってますね!?」
横山「天才や!天才がここにもおった!」(お客さん笑い)
と褒められて気分が良くなった様子の大地さん、
大地「あー、これで今日の晩飯いらない」(お客さん笑い)
と。
・天狗はネタは基本横山さんが作ってるそう。
そして長髪をイジられる川田さん。キューティクルが凄い、という話に。「めちゃイケのブサイクコロシアム行けますよ」と大谷さん。
・天狗というコンビ名の由来についての話。横山さんが朝ふと起きた時に「あ、天狗」とひらめいた、川田さんが考えたのが「カッパ巻」だったので、消去法で「天狗」にした、と。
・横山さんはオシャレに憧れているが知識は全然無く、むしろ川田さんの方がBSの東京ガールズコレクションなどを見ていて詳しい、という話。
ダイノジも大谷さんは全然ファッションの知識は無いけど大地さんは結構詳しいとの事で、
大谷「俺のせいで大地さんはこんな衣装にされてるだけで、本当はイヤなんだよね?」
大地「イヤだね、ほんとは全身モード系でキメて、スキニーパンツとか履いてちょっと内股で漫才やりたい」(お客さん笑い)
2.磁石:モテたい(ギャップのある男、女の子が好きな物)、売れて色々な事をしたい(お茶漬けのCM、お酒のCMに出たい、ラジオをやりたい)
・磁石が10分を超える長い漫才をした後、ダイノジとトーク。
磁石が背が高い事に驚くダイノジ。磁石はとんねるずと全く同じ身長(佐々木=石橋、永沢=木梨)だそう。
・いきなり佐々木さんに「お母さんが昔○○(※とある有名歌手)と付き合ってたんでしょ?」と聞く大谷さん。大谷さんはよく自分のトークライブでこの事を言ってるそうで、
佐々木「まぁカキタレでしたけどね」(お客さん笑い)
大地「やめろー!自分の母親をカキタレって言っちゃあ!」
大谷「”カキタレ”っていうのは説明しますと…」
佐々木「いや、恥ずかしい恥ずかしい!」
と。
・M-1の話に。7年連続で準決勝で敗退しているという磁石。
ダイノジがラストイヤーだった2004年は、大谷さんは決勝進出者が発表される場にいるのが怖くて耐えられなくて別の場所にいたとか。
永沢「4、5年前に、(決勝進出者発表の前に)トータルの藤田さんにトイレに呼ばれて、『何ですか?』って言ったら『お前ら多分決勝行ったぞ』って言われて」
佐々木「審査員的な声がどっかから聞こえたか分かんないですけど」
永沢「で『発表です!』とか言われて、『あっ、えっ?えっ?』みたいな感じでいたら、全然呼ばれなくて」(お客さん笑い)
佐々木「で、『トータルテンボス!』って呼ばれて『よっしゃー!!』って。『何だコイツら!?』って思いましたよ」(お客さん笑い)
永沢「『てめーこのヤロー!!』って文句言おうと思ったら(トータルさんが)泣いてんですよ。(ダイノジ、お客さん笑い) ひどい目に遭いましたよ」
大谷「でも多分どっちにしても(当落)ラインなんでしょうね、毎回」
と。
佐々木「逆に何やったらいいんですかね?もう分かんないですよ」
大地「大谷さんがよく言うのは、『山ごもりしろ』って」
大谷「ノンスタイルが優勝した年に、笑い飯がゲストで、俺が『笑い飯は優勝ないよ、今年優勝する理由ないから』って言ったら哲夫がキレちゃって、『じゃどうやったら優勝出来るんですか?』って言われたから、何も思い付かないんで『とりあえず山に籠もれ、そして出てきた瞬間にマイクの上に立て』って」(お客さん笑い)
大地「『西田は髪をロン毛にしてヒゲボーボーにして、杖突いて腕に鷹を止めろ』って」
大谷「でも俺は”鳥人”のネタを見た時、『あっ、俺のが元になってる』って思った」(お客さん笑い)
大地「違うよ、鷹とかから来てねーよ」
・磁石は敗者復活は盛り上げた人が勝ちだと思い、永沢さんがメガネを飛ばされて、新しいメガネを出すという盛り上がる小ネタを入れる事にし、前々日にネタ合わせをしてメガネを飛ばす練習をしていたら真ん中から割れてしまい、でも特殊なメガネで代わりが無く、二人で渋谷のメガネ屋を回って「”飛ぶメガネ”ください」と聞いたそう。
大谷「そこカットした方がいいって」
大地「何だ『”飛ぶメガネ”ください』って!『お客さん”あぶり”ですか?』って言われるわ」(お客さん笑い)
そしてDJがレコードを回すジェスチャー(※酒○○子さん風)をしてカブせる大谷さん。
・大谷「準決勝は手数が多い漫才師って、何年かやって、『3年ウケたから(決勝)行かせよう』みたいな空気ないですか?」
永沢「ちょっとありますよね、そういうの」
佐々木「あー、言われてますよね」
大谷「今年チャンスじゃないですか?だからスタイル変えない方がいいんじゃないですか?あとやっぱ、○○(※佐々木さんのお母さんが昔付き合っていたという歌手)のキャラもっと出してった方がいいんじゃないですか?」(お客さん笑い)
佐々木「それで掴めますかね?」(お客さん笑い)
・佐々木さんに「水谷豊のモノマネ上手いんだって?」と大谷さんが振り、佐々木さんが水谷豊さんの歌マネ(感情が込もってない感じの歌い方)をしてダイノジ爆笑。
・ネタ作りは二人でするという磁石に対し、ダイノジは大谷さんが一人で書いているとの事で、
大谷「大地さんは15年やってるけどネタ帳はノート3ページ分ぐらいだよね?で、ネタじゃなくてゲスいゴシップが書かれてんだよね」(お客さん笑い)
大地「あとカツオの似顔絵が徐々にワカメになっていくやつね」(お客さん笑い)
大谷「大地さんが唯一得意とする絵でね、キャバクラとか座ったら5秒でやるもんね」
大地「『見て見て見てー、カツオくんからワカメちゃん』って」(お客さん笑い)
・大谷「通はね、10月にルミネにネタを見に来るって。そしたら若手がM-1用のネタしかやらないから」
大地「パンク(ブーブー)とかは候補2本を足してやってたりしてましたよ」
大谷「パンクブーブーの哲夫は、1年間ネタを作ってたら、後半は全部言い合いのボケにしてたらしいよ。だから決勝でやった2本のネタは、後半の言い合いの所はあれ設定関係ないの、ただ言い合うだけ」
永沢「あ、どのネタにも入れれるように?」
大谷「そう。『それがベースとなった』って、1年間で。だからそういう風な作り方して、『M-1でしか作れない、だからもうあれは出来ない』って言ってたもん。『これが自分の漫才師としての生活じゃ出来ない、あれは1年間でM-1で優勝するためのネタだった』って」
大谷「でも”言い合い”っていうのは去年やっちゃったじゃん?」
大地「じゃ今年は”掴み合い”にすりゃいいんじゃない?『うりゃーっ!』って。(※ボケのつもりが全然ウケず) …全然面白くねーよ、全然面白くねー!」(お客さん笑い)
永沢「さすが3ページ」
佐々木「3ページ扱いするな!大先輩の事”3ページ”って呼ぶな!」(お客さん笑い)
大地「一瞬何のこっちゃ分からなかった、『え、3ページ?三瓶?』」(お客さん笑い)
3.POISON GIRL BAND:モノマネ、パソコン
「わざわざ今日も大阪から来たんですけどね」という阿部さんのボケや、ネタ中に会場に入ってきたお客さんを「こっちの前の方空いてますよ」と阿部さんがイジったり、阿部さんがネタの流れで両腕を上げたせいでスーツの上着がたるんでオッパイみたいになって笑わせたりと、ゆるーい感じから、
M-1敗者復活でもやったモノマネ(森進一、五木ひろし、アントニオ猪木)のネタと、パソコン(部屋の掃除)のネタを披露。
・ダイノジとトーク。
「準決勝も敗者復活も良かったって噂聞きますけどねー、敗者復活で一番面白かったですよ、僕は」と大谷さん。
しかしポイズンはその日浅草花月、敗者復活、浅草花月、浅草花月と仕事をはしごして、浅草花月では同じネタをやってキンキンに滑ったそう。
・大谷「こないだ僕一人のトークライブに囲碁将棋が来てくれて、根建が阿部と一緒にM-1見てて、ハリセンボンが最下位になった時に阿部はちょっとガッツポーズして『あ、また東京吉本から最下位産まれたな』って言ったらしいですよ」(お客さん笑い)
吉田「ポイズン、ザ・パンチ、ハリセンボンって来てますから」
阿部「その前に千鳥に2年連続で持ってかれちゃってたんで、悔しくて」(お客さん笑い)
大地「悔しいとこじゃないからね」
吉田「M-1は優勝獲るんじゃなくて、最下位の取り合いですから。今、東京吉本がベルト持ってます」(お客さん笑い)
・大谷「でも(パンクブーブーの)哲夫も言ってましたからね、『ポイズンのネタ見た上で、来てたらヤバかった』って。でも僕が思うに、大竹(まこと)さんがいなかったら誰も評価する人いないんで、無かったと思うけど」
吉田「確かにあのネタは皆『面白い』って言ってくれますけど、決勝の審査員にはほんとにキーンってなりますよ」
大谷「でも『ひっくり返すとしたらポイズンのネタだろうな』って(パンクの)哲夫言ってました。ノンスタイルになってガッツポーズしたらしいですよ、同じタイプだから。『同じタイプで俺たちが出た後にやるから、いつもより薄めて見られるはずだからラッキーだ』みたいな」
・ポイズンの二人の仲の話に。
二人で月1、2回吉本本社で二人きりのYahoo!動画で配信される仕事をする時に、阿部が「久しぶりだな、お前と二人っきりって」と言ってくるのが気持ち悪い、と吉田さん。
大谷「でも最近(二人が)よく喋ってるの見るよ、昔は一言も喋んなかったし」
吉田「あ、お互い言葉を覚えたんです、それまでは原始人だったんです」(お客さん笑い)
大地「火とか怖がってたもんね、『ホウッ!?ホウッ!?』って。凄いな、飛躍的に伸びたな、よくここまで挽回できたよ」(お客さん笑い)
吉田「2004年なんてギリでしたもん、4分間ギリ喋れて、後は『ホウッ!?ホウッ!?』って」(お客さん笑い)
としつこく乗る吉田さん。
・今回のライブのために大地さんが珍しくネタの設定を考えてきて、それがゴルフショップという設定だったそうで、
大地「ただ一発目のボケが『すいません、ゴルフクラブください』って言ったら大谷さんが『いや、うちドルフ・ラングレンありません』って」
吉田「それは面白いですけど、多分ルミネでやったらキンってなります」(お客さん笑い)
大谷「いきなりパンチが効いてんだよね」
大地「『ロッキー4のライバルいらねーよ』っていう。(お客さん笑い) ドラゴ役のね」
・ポイズンが今年もM-1に出られるという話に。
去年からまだもう1回出られる事は知っていたけど、メディアとかに「来年は出ません」って言った方が温情で決勝に出してもらえるんじゃないかと思って「来年は出ないです」と言ってたら敗者復活もノンスタイルになり、「言わなきゃよかった」と後悔した…と吉田さん。
大谷「どうやってごまかすかだよね?」
大地「でも吉本の社員さんは物凄いはっきりした口調で『雑誌の件に関しては揉み消します』って言ってました。(お客さん笑い) 初めて『吉本にいて良かった』と思いました」(お客さん笑い)
・敗者復活の話に。
吉田「敗者復活も色んな時間帯があって。屋外だから、太陽の感じとかでお客さんが手をかざして見てる時間があるんですよ。そこに入ったら全然ウケない。
一昨年の敗者復活はカナリアのネタ中にビニール袋がパーッて舞って、その時に純粋なボンちゃんがずっと見ちゃうっていう。(お客さん笑い)
他にもロシモンのネタ中に馬が走るっていうハプニングとか」(お客さん笑い)
・このポイズンのゾーンの締めに入り、
大谷「今日会場にはね、『今日死のうかな?』なんて思ってる人もいると思うんでね、熱いメッセージをね」
と変な振り。
吉田「どんな集まりなんですか?ほんとにでも僕は、2006年だったか変ホ長調に負けた年に、最後エンディングで僕らにマイク向けられたら言おうと思ったのは、『それでも僕は生きていきます』っていう」
大地「ちょっとグッとくるセリフだね」
吉田「だからほんと死なないでね、みんな」(お客さん笑い)
大谷「みんな考え直すんだよ!」
大地「別に”死にたいコミュ”の人らじゃねーから」
と。
4.スピードワゴン:グラビアアイドルをプロデュースしたい小沢さん(井戸田潤がグラビアイドルに)、潤の「いい話」をもっと惹き付けるものにする
・ネタが終わりダイノジがやって来て、大谷さんが「ノーノー!」を、大地さんが「あたし認めないよー!」と、スピードワゴンの往年のギャグで盛り上げる。
・スピードワゴンとダイノジでトーク。(※かなり盛り上がり、30分ぐらい喋っていました)
スピードワゴンはこのライブの1回目と、2004年の最後にルミネでやった時に出たそう。
・大谷「(潤さんは)昔”マグニチュード”っていうコンビでね。こっち(※小沢)が”バツイチ”ですから」
潤「俺だよバツイチは」(お客さん笑い)
大地「違う違う、コンビ名だから」
大谷「予見してたっていうね」(お客さん笑い)
・一ヶ所にじっと立ってられず動く小沢さんに、
大地「小沢さんそんなにクネクネしてた?」(お客さん笑い)
「骨がもうヤバい事になってるから」と小沢さん。
・スピードワゴンが結成した時の、潤さんが東京から軽トラックで名古屋にいた小沢さんを迎えに行った話に。
・大谷「”マグニチュード”っていったら、阪神大震災があった後に大阪で『マグニチュードです』ってやったら、客が泣き出したっていうね」
潤「マグニチュードは出てきた時に『どーもー、マグニチュードです!ドーン!あなたの心の震源地!』っていうツカミがあって、そこからネタ始めてたんですけど、阪神大震災の1週間後に2丁目劇場で出番が組まれてて、そのツカミをやった途端、目の前のお客さんが泣き出しちゃって」(ダイノジ笑い)
小沢「『震源地はこの人だった』って」
・小沢さんが東京に出てきたばっかりの頃は大谷さんとよく遊んだり、よくスパゲッティを食べていた、という話から、
小沢「あの頃はみんな同期ぐらいで遊んでて、まさか(潤が)女優さんと結婚するとは思わなかった」
「思わなかった」「びっくりした」とダイノジ。
大谷「(安○祐実さんが)ライブに来てるだけでびっくりした」
小沢「普通に来てたんだもん、ホリプロライブに。楽屋に挨拶に来たから、俺『やべー』と思って。『俺に会いに来た』と思った」(お客さん笑い)
大地「バカなんじゃねーの!?」
小沢「いや、違うんだって。その当時俺色んなとこで『好きな芸能人は?』って聞かれて『安○祐実ちゃん』って答えてたから、『うわっ、来ちゃったよ!』。『言えば叶うんだ、芸能界ってすげー!』って思ってたら、(潤と)付き合ってんの」
「それってどのタイミングで電話番号渡すの?」と、付き合ったきっかけを潤さんに聞こうとする大谷さん。
「恐縮です!」と某芸能レポーターのモノマネをする大地さんに、「出た、俺が一番嫌いな芸能レポーターだ!」と潤さん。
・元奥さんと付き合ったきっかけの話をする潤さん。
向こうがスピードワゴンを好きだという噂は聞いていて、ある日ア○リカザ○ガニの平○さんから電話があって「潤さん、女優さん誰が好き?」と聞かれて、そして「安○祐実さんが『潤さんと他の人と交えて遊びに行きたい』って言っている」という話を聞き、平井さんにメールアドレスを渡したら上手くいった…と。
「うわー、ア○ザリ呼んでこいよー!」とうらやましい様子の大谷さん。
大谷「だって潤さんが初めてこのライブに来た時はほんとにバカで、常識が無さ過ぎるみたいな、ね」
と。
それに乗って、小沢さんが潤さんのおバカエピソード話。
(潤さんが「月光音楽団」を「月光猿軍団」と勘違いしていた、
潤さんがドラクエで行き詰まって小沢さんに「あそこの神殿に入れないんだけど」と聞いてきたので小沢さんが「お辞儀しなよ」と言ったら潤さんがゲームの中でお辞儀するんじゃなくて小沢さんに「教えて下さい、お願いします!」とお辞儀した、という話)
・小沢さんに散々「バカだ」「もっと本読めよ」と言われた潤さんが、次の日に本を読んでいたので、小沢さんがその本のタイトルを見たら”言われっぱなしはもうゴメンだ”(※ドイツの本だそう)だった、というエピソード。
その本には人に罵倒された時の返し方が7つ載っているそうで、それをここで潤さんが実践する事になり、ダイノジの二人が潤さんを罵倒すると「おあいにく様!」「お気の毒様!」「犬小屋をいくら探してもキャビアは見つかりませんよ」と返す潤さん。
最後に、7つ目の返し方である”罵倒されたら黙って2歩下がる”というのを潤さんがやって、大谷さん爆笑。
「7年前に『おあいにく様!』の話をしたのは憶えてるけど、『2歩下がる』は憶えてない」と。
・「本とか映画とか最後まで見た事ないでしょ?」という大谷さんに、
潤「本は1個もない、映画は俺を眠らせないぐらいの映画はたまにあるけど」
小沢「潤は映画評論家になったら”ねすぎ”っていうんだもん」
と上手い事を言い、
大谷「何その落語的なの?いらないいらない」(お客さん笑い)
潤「(※おすぎのモノマネで)ねすぎです!ほんとに寝れるんです!寝不足のあなたにピッタリだわ!」(お客さん笑い)
と乗る潤さん。
・大谷「子供いるからピクサーの映画は見るでしょ?」
潤「あー、ピクサーは見るねー」
という所から、小沢さんが急に「”サマーウォーズ”超良くね?」と言い出し、「”サマーウォーズ”は”ラピュタ”以来のアニメ映画だね、凄い良かった。”時をかける少女”も良かった」と語る小沢さん。
潤「”サマーウォーズ”は俺も見た」
小沢「じゃ俺が楽屋で『”サマーウォーズ”すげーいい』って言ってた時、何で知らないフリしてたの?」
潤「いや、あんまりにもどの現場に行ってもこいつ(※小沢)が『いい、いい』って言うもんだから気になって観に行ったら、ほんとに良かった」
小沢「でしょ?」
潤「ただ、悔しかったから言わなかった」(お客さん笑い)
大谷・大地「あー、分かる」
「一番いいシーン、せーので言う?」と潤さんに聞く小沢さん。潤さんはセリフはうろ覚えだったけど、「ドイツの男の子です」っていう所が良かったと意見が一致する二人。
大谷「大地さんは一番好きな映画は”ランボー2”だから」(お客さん笑い)
大地「一番いいシーンみんなでせーので言う?(お客さん笑い) せーの、『任務完了!』」(お客さん笑い)
と、”ランボー2”の最後のシーンが好きだという大地さん。
・M-1の話をスピードワゴンに聞く大谷さん。
去年は小沢さんは超新塾イーグルさんと、潤さんはななめ45°岡安さんと見てたそう。
「俺たち2004年に負けてから3年くらい休んだんだよね。今思うと『毎年やっときゃ良かったね』って」と小沢さん。
小沢「何で休んだんだろう?」
大谷「売れちゃったからでしょ?」
小沢「違うの違うの、ビビッたんだよね」(お客さん笑い)
大谷「それもちょっとカッコ良くていいね」
大地「マーシーかお前!いちいち」
小沢「だから俺、足ちょいちょい動かすじゃん?マーシーってギター弾く時こうなるの」
大谷「知らねーよ!(お客さん笑い) ”ブルーハーツコミュ”でやって下さい」
と。
・小沢さんが上着に付けているバッジを見て「”100%”のバッジ取れよ!」とツッコむ大地さん。
潤さんもカブせて小沢さんのバッジをイジると全然ウケず、「何で俺が言うとウケないの?」と不思議がる潤さん。
・大谷「俺らは2004年が最後で、その時のすっげー憶えてるんだけど、2004年はメッチャウケたの。で終わってから、スピードワゴンも落ちて、そしたら夜中の1時ぐらいに小沢から電話がかかってきて、新宿の居酒屋に呼び出されて」
小沢「俺?俺?ウソだよ」
大谷「いやほんとよ、俺行ったもん、初めてだよ。で呼び出されて、ずーっと愚痴ってたよ、ほんとに」
小沢「違う、2004年は俺ら準決勝で”清原”っていうネタやって、『絶対決勝行った』と思ったの、凄いウケたから。2002も2003も合わせて、2004が一番手応えがあったの」
大谷「でもあの年、出演者がガラッと変わったんだよね」
大地「漫才の中でも、ほんと、旬じゃないけど、一筋縄じゃいかないみたいな?」
と、その年に決勝に進んだコンビの傾向を言おうとして全然上手く言えない大地さん。
小沢「あのさ、大地さんは難しい事を言わないでいいと思う」(お客さん笑い)
大地「…超おもしれー奴らが通るようになったんだよ」
大谷「(※笑いながら)それを言いたかったんだ?バッカでー」
と。
・参加する権利がなくなった今のM-1について、「今は大ファン、ガヤとしてM-1を見てる、でも多分今M-1の現役にいてもガヤだと思う、終わったらガヤになってる自信がある」と大谷さん。
・「結婚はしないんですか?」と聞く大谷さんに「俺ほんと結婚願望ないの」と小沢さん。
大地「僕結婚した時、下北沢のカフェで小沢さんに報告したじゃないですか?」
大谷「(小沢は)めっちゃキザなんだよ、普段から甘いんだよ。シャンペン持って『今日はお祝いだから』って、他のテーブルに言っていくんだよね」
大地「そうそう、(※小沢さんの擦れたような声のモノマネで)『今日さー、結婚したからさー』」
と、大地さんが小沢さんのモノマネをしたつもりだったが、大谷さんたちに「力士、力士!」「ちゃんこ振る舞え!」などとイジられる大地さんにお客さん爆笑。
・結婚した時に小沢さんから”プリティ・ウーマン”のDVDを貰ったという大地さん、でも一度も見ていないそう。
小沢さんはジュリア・ロバーツがリチャード・ギアとのデートの初めに「帰りになると忘れちゃうから先に言うね、『今日は楽しかったわ』」というシーンが好きだとかで、その話を聞いて潤さんが、
潤「ちょっと今謎が解けたわ、グルメ番組に出る時にこいつがたまに言うのよ、食べる前に『後になったら忘れちゃうから先言っとくね、”これ美味しい”』って」(お客さん笑い)
大地「じゃこれから潤さん『お前”プリティ・ウーマン”か!』ってツッコめるじゃん」
潤「それ知らないから、こいつ何言ってんのかと思ってた」(お客さん笑い)
大谷「教えとかなきゃダメでしょ」
潤「そうだよ、こっちはとんちが利かない”おとんちさん”かと思ってたよ」(お客さん笑い)
と、唐突に意味不明な事を言う潤さん。
小沢「え、何が”おとんちさん”なの?」
潤「とんちの利かない”おとんちさん”だよ」
大谷「何それ?」
潤「”おとんちさん”?逆に聞きたいんですけど?(お客さん笑い) 私言いましたそんな事?」
大谷「言ったよ、勢いにまかせて言ったよ」
大地「加藤茶さんかよ」
と、適当な事を言ったら周りからツッコまれたので、無かった事にしようとする潤さん。
・「またゲスト来て下さいね」と言う大谷さんに「出たい、俺ら漫才やりたい」と乗り気な小沢さん。
「ア○ザリと3組でやろうよ」と、本気か思い付きか分からない事を言う大谷さん。
小沢「今度4人でネタやってみようよ」(お客さん笑い)
大地「じゃ今度それでイベントやりましょうよ、僕と小沢さん、潤さんと大谷さんで組んでネタやって」
「全然いいよ」と同意するスピードワゴン。
大谷「あー、でも俺人見知りしちゃうからなー」(お客さん笑い)
「トークライブでいいじゃん」と言う大谷さんに「俺らトークライブやってるから来てよ」と誘う小沢さん。
「俺めっちゃ喋るよ、原監督の話すごいしたい」と、お笑い以外の話をしたいらしい大谷さん。
・ここで潤さんが自身の単独ライブの告知を。
■漫才(ダイノジ)
2.ダイノジ:お笑いコンビが「相方になってくれないか?」と言う時
■エンディング
・2本目の漫才を終えて、「すげー緊張した、久々にやったから。3個ぐらいボケ飛ばした」と大谷さん。
・この日出たゲスト4組の呼び込み。みんな既に私服に着替えた状態で。
・潤さんに「私服こんな(※上が革ジャン)でした!?」と聞く大地さん。
ここで急にネタでのキャラに入る潤さん、「おいおいおい、忘れちまったか?俺だよ俺、ハンバーグだよ!」とハンバーグ師匠に変身。
小沢さんが「”ハンバーグ師匠”っていうキャラで、熱々のハンバーグジョークを大地さんに振る舞いたいんだって」と説明。
小沢「そして、彼(※磁石佐々木)がハンバーグ師匠の一番弟子のミートボールボーイ」(お客さん笑い)
大谷「AV男優じゃないすか?」(お客さん笑い)
そして熱々の鉄板ジョーク200gを披露する潤さん。ウケ具合はまあまあ?といった感じ。
「800gのとかないの?」と振る大谷さんのために、もう一つハンバーグジョークをやる潤さん。
・「でもうちのハンバーグはもっとスゲーぞ」と、ポイズンの阿部さんにムチャブリする大谷さん。
何とか無理矢理ハンバーグジョークをひねり出した阿部さんに「ほう、こりゃ1g取られましたな」と、よく分からないコメントを返す潤さん。
・そんな茶番も終わり、それぞれ告知。
大谷さんに「アラバマ!」の振りをされてびっくりする天狗横山さん、「急に角度のない所からシュートが来たんで」と。
・磁石は「磁石のケータイハンター」というテレビの冠番組の告知。でも去年のうちに全部撮り終わっていて、3月で終わるそう。
・ポイズン吉田さんに、大谷さんが「吉田、ギャグマシーンだろ?」、大地さんが「アメリカンロックギャグあるだろ?」とムチャブリし、「アメリカンロックギャグとかは無いよ!」と頑なに拒みつつ、上のセーターとシャツをまくり上げるというボケをする吉田さん。
・ライブ終了。
エンディングロールの映像と一緒に、このライブ当日の開演前に撮ったらしい出演者のリハーサルの様子や楽屋の風景の動画も映し出されていました。