鬼トーク10(2/8月)


日時:2010年2月8日(月)


プロダクション人力舎presents
「鬼トーク 10」
●お笑い界の最終兵器「鬼ヶ島」トークライブ!!何が起こるか分からない展開予測不能ライブをとくとご覧あれ!!
【出演】鬼ヶ島(大川原篤史 / 野田祐介 / 和田貴志)
【ゲスト】あり?!
open18:30/start19:30
前売¥1300/当日¥1500(共に飲食別)
※前売券はローソンチケットにて1/8より発売!!(Lコード:32995)


以下、簡単なレポ。ネタバレあり・敬称略。


トーク(1部)
・満員のお客さんに驚く鬼ヶ島、
 和田「人気出たー」(お客さん笑い)

 立ち見のお客さんも多く、「ゲストのパンサー目当てでしょ?」と大川原さん。
 (※でもゲストの発表前に前売り券は売切れていました)

・「本当はマイコーりょうさんを呼びたかったけど大阪のUSJで仕事があってダメだったから、次の鬼トークの日程が決まったらすぐオファーする」とマイケル・ジャクソン大好きな大川原さん。「This is it」は3回観たそう。
 「This is it」を観た人がどれぐらいいるかお客さんに聞くと2割ぐらいの人が挙手。

・大川原さんはマイケル・ジャクソンの事で共感してくれるのがキングオブコメディ高橋さんだけで、よく二人で一緒にDVDとかを観て「今の動き、キレハンパなくね?」と言ったりしてるそう。
 「マイケル・ジャクソンの幼児虐待は全部ウソだって事が裁判で証明されてるし、多額の寄付もしてるのに、そういう事はメディアは報道してくれない」と不満げな大河原さん。

朝青龍オリックスの亡くなった野球選手の話に。「チームメイトのブログが泣ける」と大川原さん。(※野田さんは新宿Fu-?プーク人形劇場?)

・以前収録した”エンタの神様”が今週末にオンエアされるという話。でも2本撮ったうちの、ウケが良くなかった方が流れるそう。(※ちなみにオンエアされたネタは「大川原君の秘密」でした)

・急に「こういう話を自分のトークライブでするのもどうなのかと思うんだけど」と切り出す大川原さん。
 大川原「こんなとこで私のプライベートを事細かに晒すなんてのは一体どうなのかな?とは思ってたの。だけど旬過ぎるのよ話題が。もう人生に1回しか話せない話だなと思って。俺、毎日楽屋とかでガンガン喋ってるじゃん?
  だから言ってしまうとね、2010年1月10日ぐらいにね、7年付き合った彼女にフラれて」
 と衝撃の告白をすると、「えー」と驚くお客さんと笑うお客さんが半々ぐらいな感じで、それを見て爆笑する野田さん。
 野田「いいぞいいぞー!」
 和田「いいリアクションですね」
 野田「ざまぁーみろ!ざまぁーみろ!」(お客さん笑い)
 大川原「いや俺ね、こんなにヘコむと思わなかった」
 和田「7年だからね」
 野田「7年付き合って、『まー結婚するんだろうなー』と思ってたよ」
 大川原「32ですから、僕。向こうも20後半で。角田さん(※東京03)が離婚した時とか、色んな芸人さんからそういう話聞くけど、俺もベタ中のベタで、フラれた理由が『将来性』的な」
 と理由を言うと、お客さんからも「あー」と納得する声が綺麗に揃い、
 和田「”いいとも”のお客さんみたい、『そうですね!』みたいなテンションだよ」(お客さん笑い)
 大川原「俺こういう話したらさ、お客さんも『どう聞いたらいいか分かんねーよ』みたいな空気になると思ったのに、お前らテンション上がってるな!人の不幸で!」(お客さん爆笑)
 和田「『ざまぁーみろ!』だよね?」
 野田「将来性が、なーい!」(お客さん笑い)
 和田「売れ、なーい!」(お客さん笑い)
 大川原「お前らもだよ!」
 と盛り上がる。

ドランクドラゴン鈴木さんに相談したりしたものの、最終的には彼女の家で二人で話して綺麗に別れたらしい大川原さん、彼女の家を出た瞬間に野田さんに「フラれたー!」と電話したそう。
 野田さんはその時チャーハンを食べていた所で、話を聞きつつチャーハンを食べようと電話を一旦置いたら「あー、どうしよー!行っていい?」と言われたとか。
 そして大川原さんが「俺ミスドにいるから、待ってるから」と野田さんに告げると、野田さんはすぐ来てくれたそうで、
 大川原「優しいよ」
 野田「優しくないよ、お互い様だからね」
 と。

・大川原「野田って散々なフラれ方してて。信用して長年付き合った彼女に浮気されまくったり、ボッコボコにされて別れるんだよね。だから俺に言った言葉が『普通に別れたんでしょ?うらやましいよ』って。(お客さん笑い) ドーナツ頬張りながら。それ見て俺、『あー、救われるー!』」(お客さん笑い)
 野田「だって綺麗な思い出になるんだよ?素晴らしい事だよ。ただ、綺麗な思い出だから踏ん切りはつきづらいけどね。俺の場合は首からバッサリなたを振り下ろされる訳だから、憎むしかないから」
 大川原「野田って精神的にタフだよね」
 野田「でも意外と立ち直るの早かったじゃん?」
 大川原「そう、だから今コンパ行きまくってんの!」(お客さん笑い)
 野田「それ言うのもおかしいでしょ?」
 と、フラれたショックが大きそうな大川原さんに対し、和田さんが
 和田「ちょっと飲みな」(お客さん笑い)
 と優しく言い、
 大川原「そういうとこだよね、和田のセクシーな所。(お客さん笑い) お酒進んじゃうもん」
 と。

・大川原さんはミスドで野田さんと別れてから家に帰ってテレビをつけても何も内容が入ってこなくて、本を読もうとしても文字が読めなかった、との事。

・「大川原のいい所は、彼女を自分色に染められる(※大川原さんの趣味を彼女にもさせられる)所」と野田さん。
 野田「大川原の悪い所は、彼女に『俺お先真っ暗だよ』とかを軽はずみに言っちゃって彼女が本気で信じちゃう、そういう自虐がね」
 和田「あー、それ多いかもね」
 大川原「『俺芸人辞めてもまともに働けねーだろーなー』とか冗談で言ってるのが、彼女にボディブローのように効いてきて、最終的に『わっ、こいつダメだ』って思われちゃうっていう。だからハッタリこかないとダメだよ」
 和田「『売れそう』って言うとか、『BS決まったよ』みたいな。(お客さん笑い) あんまりバレない感じの」
 野田「『ペイチャンネル出た』とかね」
 大川原「『これからチャンネル増えるから仕事増えるらしいよ』」(お客さん笑い)

・「でも(フラれた後)みんな優しかった」と大川原さん。
 野田さんがマネージャーの仲本さんに大川原さんがフラれた事をメールしていて、そしたら仲本さんから大川原さんに励まし&自身の自虐的な事が書かれたメールが来て、大川原さんは爆笑したとか。

やまもとまさみさんも、去年の暮れに12年付き合っていた彼女に将来性の問題でフラれたそうで、それを知っていた大川原さんは「どうしてもまさみさんと飲みたいんです、実は僕7年間付き合った彼女にフラれたんですよ」と電話したら「すぐ行くよ」と言ってくれて飲み、
 大川原さんが何を言っても「はいはい、そんな時期もあった」と頷いてくれたとか。

・この前はキングオブコメディ高橋さん、大川原さん、野田さん、元18KIN大滝さんと4人で飲む事があり、高橋さんも結構前にフラれてて、高橋さんも尋常じゃなく女々しくて凄く引きずるタイプで、大滝さんも1年半前にフラれた彼女の事をまだ引きずっていて、野田さん以外の3人で「引きずるとは何か?」で8時間ぐらい語ったそう。
 そして「引きずって何が悪い、引きずりこそ美しいじゃないか」という話になって、最終的には「次の女を見つけたら、その女でまた引きずりたい」という結論になり、どういう風に引きずりたいか3人で盛り上がったとか。


・「俺『女々しいな』って言われた事あるんだけど、女は別れたらサッパリ忘れて、男は引きずるって言うじゃん?だから俺は男らしいんだよ」と持論を展開する大川原さん。
 大川原「大滝先生が言ってたんだっけ、『男はフォルダ別で、女は上書き保存』って」
 この名言にお客さんからも「あー」と感心する声が。

・大川原さんはフラれた話をライブの楽屋で会う人会う人に喋っていて、全然面識のないマヂカルラブリーの野田さんにまで話していたら、野田さんも心を開いてきて「俺、鬼ヶ島さんと喋りたかったんですよ」とまで言ってくれ、鬼ヶ島野田さんも含めて仲良くなったそう。

・「恋愛シミュレーションゲームでもやれば?」と野田さん。
 野田「”ラブプラス”っていうゲーム。”ラブプラス”は告白してからの付き合う過程が楽しめるみたい、俺やろうと思ってるもん」
 大川原「でもどうせゲームでも『将来性がない』とか言われるんでしょ?」(お客さん笑い)

・大川原「昔、野田が彼女と一緒に住んでる時にフラれて、家を飛び出して”俺ん家泊めてくれ”って言ってきて。そん時俺実家に住んでて、ちょうど車で来てたから乗せてやって、フラれた愚痴を聞きながら運転してたら、前輪がクルクルって取れちゃって。『どんだけコイツ負のオーラ持ってんだよ』と思ったよ」
 野田「一緒に同時期に彼女と別れた事あったじゃん?別れて、風呂無しの俺のアパートに布団一つで寝てさ、aikoの”カブトムシ”を聴いた事もあるよね」(※笑うお客さんに混じって「こわーい」という声も)
 大川原「そうだ、川の字で真っ暗な部屋で”カブトムシ”をリピートしてんの」(お客さん笑い)
 野田「『彼女も辛そうだったよ、彼女も今頃俺らの事思ってんだろうなー』って言ってたよな」
 大川原「『カブトムシになりたいなー』って」
 和田「そういう歌だっけアレ?」(お客さん笑い)

・「将来性がない」という話の矛先が和田さんに移り、
 大川原「和田なんてもう終わりだよ、人生」
 和田「何で!?一緒でしょ?」
 大川原「でも、人間としての根っこの腐り方は和田の方がハンパなく進んでるから!(お客さん笑い) 俺らから見てもヒドいもんね」
 和田「そんな事ないそんな事ない、生まれ変わろうとしてるもん」
 と、散々な言われようの和田さん。

・「フラれてからコンパ行きまくってるもん、コンパ芸人だよ」と大川原さん。
 野田「いや、『コンパ行く行く』って言ってますけど、全く遊んでないですからね、ほんとに」
 大川原「いや、それは彼女がいたからだよ。これからはヤリチ○だよ。チ○○乾く暇ないよ!」(お客さん笑い)
 と、冗談で無茶苦茶言う大川原さん。

 和田「実際、モテたりはするの?」
 大川原「うーん、もう32だからさ。やっぱ将来性が無いからね。(お客さん笑い) だから、結婚を前提とした女性からはマジでモテないと思うわ、分かんないけどね。婚活みたいな人からしたら『こんな不安定な人はイヤ』と思うと思うよ」
 和田「月収とか聞かれたら答えられないもんね」
 大川原「そうだよ、『月によるけど、平均○円かな』って」(お客さん笑い)
 和田「そこで終わっちゃうもん」
 大川原「『地獄か!コイツの人生地獄か!コイツと結婚したら地獄が待ってる!』」(お客さん笑い)

 大川原「『バカ爆はノーギャラだよ』っつって。(お客さん笑い) そんなの言えないよ、32で。超ヤベーって、俺ら」
 野田「ヤバいよ」
 和田「芸人同士だから笑えるけどさ、女の子にしたら地獄だよ」
 大川原「だって、『じゃ、もし子供が出来たら私働きながら育てて?コイツは”バカ爆走”行って?』」(お客さん笑い)
 野田「バカ爆走で旧ネタやって」
 大川原「『今日、あんまウケなかった』って」(お客さん笑い)
 和田「『どうでもいいわ!金稼げ!』みたいな」
 野田「『和田が噛んだからダメだった』って」(お客さん笑い)
 大川原「『でも、今日は客が重かったから』って。知らねーよ! もうちょっと人並みに稼げるようになろう」
 と、危機感が募る3人。

・大川原「今年もう33だよ、俺お笑い始めた時21、22だったけど、もう一売れして安定期に入ってると思ってたからね、勝手な想像で。まさか一歩も芸能界に足を踏み入れないとは思わなかった」(お客さん笑い)
 和田「チバテレビ一本だもんね」(お客さん笑い)

 「今年はもっと稼ぎたい、このままじゃヤバい」と話し、1部終了。



トーク(2部)
・ゲスト登場。
 まずは野田さんの弟さん。野田さんの2歳下で、名古屋から遊びに来ていたので連れてきたそう。
 弟さんは大川原さんやキングオブコメディ高橋さんとメル友だとか、大川原さんをこの日の朝まで元スパイだと思っていたとか、プロボクサーを目指していたが網膜剥離になってしまった、など。
・野田さんが昔橋の下にエロ本を隠していたら、知らない間に弟さんもそれを読んでいた、という話などをし、弟さんは客席に戻る。

・ゲストのパンサー登場。
 「本当はグランジが『呼んで下さい』って言うからゲストにオファーしたら仕事でダメって言われて、パンサーも最近よくライブで一緒になるから、『じゃパンサーにしようよ』ってなって」と、いきさつを話す大川原さん。

・「この日の当日券の売れ行きが凄かった、人が凄い並んでた」と大川原さん、
 大川原「みんなパンサーファンなの、みんな服に”P”って書いてあったもん」(お客さん笑い)
 パンサー向井「そんなダサい奴はいないですよ!」
 パンサー菅「それ、僕がバイトで売ってるやつですよ」(お客さん笑い)
 とボケて、「何のバイトしてるんですか!?」とツッコむ大川原さん。

・ほぼ初ガラミでお互いよく知らないという事で、Wikipediaのパンサーの項目を印刷した資料を読みながら話を聞いていく。
 「向井は街中を歩いているとよくゲイのお店の人にスカウトされる」というのは本当だそう。
 そこからゲイ話になり、前田健さんの話。(野田さんや元鬼ヶ島の浅沼さんが前田健さんにされた色々な事の話)
 パンサー尾形さんは学生時代に寮生活をしていた時にゲイカップルを見てトラウマになったせいで、今でもゲイが苦手だとか。
 そこから、大川原さんが見たゲイカップルの話や、人力舎の事務所前の公園のトイレがそういう人が集まる場所だという話に。

・「尾形君はモテるでしょ?」と言う大川原さんに、「今は全然モテないですよ、昔サッカーやってる頃はすげーモテたんですよ」と尾形さん。
 仙台育英高校でサッカーをやってた頃にバレンタインデーに最寄りの無人駅に女の子がたくさん来てチョコをもらったのは本当で、翌年にはその駅に出店が出たという話はウソ、と白状する尾形さん。
 尾形さんはサッカーで大学に入ったけど3年の時にヒザに水が溜まり、スカウトからの誘いもなくJリーガーにはなれなかった、日本代表の中村憲剛は後輩、などという話。

・パンサー菅さんに「拳法とか強そうだよね」と見た目で言う大川原さん。
 Wikipediaに書かれている「菅さんは友達が少ない」というのは本当だそう。菅さんは人付き合いはどちらかというと狭く深くらしく、
 野田「俺は『狭く浅く』浅くだからなー。ほんと俺、友達がお前(※大川原)しかいないよな」(お客さん笑い)
 大川原・和田「ほんとにそう」
 野田「で、ほんとにコイツしかいなくて、でもコンビだから仲悪くなる時期とかあるじゃん?だから話したくもないけど友達いないから、しょうがないからメールしたりとか」(お客さん笑い)
 和田「仲いい後輩とかもそんないないもんね?」
 大川原「だから、キングオブコメディの高橋さんぐらいだよね、仲いいのは。あとドランクドラゴンの鈴木さんぐらいか」
 野田「そう」

 野田「向井君、社交的っぽいよね」
 向井「僕、そうですね」
 大川原「向井君いいね」
 野田「向井君いい」
 向井「いやいや、ゲイの人みたいな!?(お客さん笑い) 3分の2ゲイじゃん、鬼ヶ島!」(お客さん笑い)
 尾形「鬼ヶ島ヤバいよ!」
 野田「俺、尾形君を何とか攻略したいよ、あのノンケを無理矢理に」(お客さん笑い)
 向井「何の集団なんですかこれは!」(お客さん笑い)

・向井さんが名古屋の優良小学生に選ばれたエピソード。

・パンサーも鬼ヶ島と同じで組み直しトリオ、という話。
 和田「鬼ヶ島は俺だけ後輩で。でも野田は最初からタメ口だったの」
 野田「そう、俺の事をナメてるから」(お客さん笑い)
 大川原「人力舎って結構先輩でもタメ口大丈夫なの、だってキングオブコメディの高橋さんなんて『おい、パーケン!』って呼んでるから」(お客さん笑い)
 野田「今年40なの」(※高橋さんは正確には2010年3月で39歳になります)
 和田「初老だね」
 野田「40で『売れたい』って言ってんの」
 大川原「『そろそろヤバい』って言ってんの。もうヤバいわ!」(お客さん笑い)

 和田「野田は二人で一緒に住んでた時期があって」
 野田「『野田っち』みたいな感じで。俺も後輩にどう接していいか分かんないから、全然ナメてくれた方が楽だから『ナメて』みたいな感じで」
 和田「大川原は鬼ヶ島を組んで1ヶ月ぐらいして『俺だけ敬語使われるの恥ずかしいから』みたいに言われて、ある日急にライブで(タメ口にした)」
 大川原「だって、見てる人からしたら上下関係なんて知ったこっちゃないからね」
 と。

 パンサーは期も年齢もバラバラなのでまだ上下関係があって敬語も残ってるそう。
 そしてパンサーを結成したいきさつを話す。

・鬼ヶ島結成の話に。
 大川原「俺らも別々(のコンビ)で。俺は(アメデオを)解散するって決まって、でも営業が1、2ヶ月先まで決まってたから『それまでは絶対に言わないでくれ』って言われてて。超身近な、お世話になった人、それこそキングオブコメディとか野田だけには言ってたんだけど。
  そしたら野田が同期だから『マジで!?』って言ってきて。その数日後に『俺とやんね?』とか言ってきて、まだ野田はコンビ(※チャップメン)組んでる時だったから『それはちょっとヤバい、あなたもやってる訳だから』って断って。
  それから結構経ってからコイツら(※チャップメン)も解散する事になって。俺もその間1年ぐらい休んでたよね?お笑いから一切離れてたから」
 野田「それで(俺と大川原で)組んで、でも二人ともボケがやりたいから『一人ツッコミ入れよう』ってなったんだけど誰もいなくて、ド素人(※浅沼)入れたの」
 大川原「俺の知り合いで、『やりたい』って言ったから『あ、いいよ』って。(お客さん笑い) それを野田に言ったら野田も『いいよ』って言って」
 パンサー菅「”お笑いサセ子”じゃないですか」(お客さん笑い)
 大川原「で、始めてみたらそいつクソつまんなくてさ」(お客さん笑い)
 和田「まあ、そうなるよね」
 大川原「結局そいつ『結婚する』って言って辞めちゃって。で、またもう一人入れるか二人でやるか悩んでて、でも『仲の良い後輩の和田が暇そうにしてるから声掛けてみっか?』ってなって」
 和田「その時、俺コンビやってたんだよ」
 大川原「でも全然ライブも出れない状態だったから、『やる?』って聞いたら『やる』って言ったから。(お客さん笑い) だから和田の元相方には悪い事したと思ってる」
 和田「その前に、俺がピンの時にも一回『(浅沼に辞めてもらうから)和田入ってくれよ』って言われてて。俺もピンでライブ出てなかったから『いいよいいよ』って言って。大川原も『じゃ(浅沼に)解散って言う』って。
  そしたら次の日に大川原から電話がかかってきて、『”解散する”って浅沼に言ったら泣いて”やりたい”って言ったから、和田悪いな』って言われて、『はぁ!?』ってなって。で、しょうがないから金子って奴とコンビ組んでやってたらまた呼ばれて」
 大川原「だから、そん時和田に超怒られたよね。マックか何かに呼び出されたんだよね」
 野田「呼び出されて、和田の方が後輩なのに1時間ぐらい説教されてんの」(お客さん笑い)
 大川原「超怖かったよね、和田」
 野田「和田、『眠れなくてずっと夜泣いてた』って」
 大川原「超怖かったあの時、後輩に大説教されて」(お客さん笑い)
 と、鬼ヶ島が結成した時の裏話を。

・パンサー尾形さんのおバカエピソード。

・パンサーは、向井さんはピース又吉さん、ジューシーズ児玉さん、オリエンタルラジオ中田さんと、菅さんはジューシーズ松橋さんと仲が良いそう。

・「俺吉本大好きだから、吉本の芸人と仲良しになりたくて芸人始めた」と言い出す大川原さん。
 「でも何か分かんないけど人力舎入っちゃった」と。

・大川原さん、野田さんは吉本だと東京NSC4期のロバート、インパルスらと同期で、ロバートと一緒にライブをやっていた時にロバート人気が凄かったとか、
 キングオブコントのTEPCOホールでの予選後に、しずるか誰かが帰る時にファンもたくさん付いていくのを見た後、その通りのオープンカフェインスタントジョンソンが3人でお茶を飲んでいたのを見つけた、という話。

・大川原さん、「吉本の体育会系のノリがカッコ良くて憧れる」と。
 でも吉本の芸人は、他事務所の先輩にもちゃんと「おはようございます」と挨拶するけど、吉本の先輩には「おはようございます!!!!」とより大きな声で挨拶する事がちょっと不満らしい大川原さん。
 パンサーはそういう差を付けてるつもりはないそう。でも「吉本はNSCから上下関係や規律を叩き込まれるから自然とそうなる」との事。
 NSCでの厳しい罰の話、対してJCA人力舎の緩いエピソード。

 和田「去年の人力舎の忘年会、俺ら仕切ったんだけど、上座下座ってルールが分かんなくて、一番下座に一番先輩の渡部さん(アンジャッシュ)が座って、全部注文渡部さんがやってんの」(お客さん笑い)
 大川原「誰も気付かないの」
 和田「渡部さんも気付かないから」
 大川原「で、後で『そういえば渡部さん注文とかやってなかった?』『面白いね』『一番先輩じゃね?』っつって」(お客さん笑い)

 大川原「人力舎って『先輩が後輩に絶対おごる』っていうシステムがまずなかったの。その代わり先輩も上下とかあまり気にしませんよ、っていうシステムだったの。
  だから、俺芸人始めたばっかの時に矢作さん(おぎやはぎ)と品川さん、堤下君(インパルス)、和田とかで飲みに行った時に、品川さんが消費者金融のカードを堤下君に渡しておろさせてまで全部出してるのを見て、『うわ、吉本ってカッコいいな』って。
  で、矢作さんいつも出さないくせに、いつも出してる体で『俺半分出すよ』って言うの。(お客さん笑い) 『きたねーよ!いつも絶対おごってくんねーじゃん!』って(思ってた)」
 パンサー菅「そうなんですよねー、消費者金融とか行きますもんね。みんなア○ムとかア○フルとかを『兄さん』って呼んでるんですよ。(お客さん笑い) 『ア○フル兄さん』って」

 パンサーも必ず後輩にはおごるそう。店に後輩がいたらそれが知らない後輩でも必ずお金を出すとか。

 大川原「でも俺らが若い頃は上の人たちがまだそんな稼いでなかったから完全割り勘だったのに、今は上が全部出してくれるのね。だから、俺らより下は上が出すものだと思ってるの。
  俺らはずっとおごられてきてなかったのに、急におごんなきゃいけない感じになったから、『ふざけんじゃないよ!出す一方じゃないか!』みたいな」
 と不満そうな大川原さん。

 「吉本は自分たちも上からお金を出してもらってきたから下にも出すようにしている」「電車代だけ残しておごったりする」とカッコいい事を言うパンサーに対し、
 大川原「和田なんてよく後輩におごってもらってるから」
 和田「だって後輩の方が暇なんだから、バイトすげーできるじゃん?」(お客さん笑い)
 そんな和田さんに「それ最低ですよ!」とツッコむパンサー向井さん。

・そろそろ時間という事でここのコーナーの締めに。
 パンサーに「ルミネ出してよ」と無理を言う大川原さん。

・「吉本の劇場の楽屋は凄い、テンションが上がる」という話をする鬼ヶ島。
 大川原「だってさ、同じ楽屋に巨人師匠とか普通にいるじゃん?」
 和田「びっくりするよね」
 大川原「人力舎の楽屋なんてビートルホークですよ!」(お客さん爆笑)
 和田「阿部ちゃんぐらいしかいないもんね」
 大川原「良くてビートルホークだから!『あー、結構上のがいるなー』と思ったらニッケルバックだったりとか」(お客さん笑い)
 和田「全然上がいないからね」
 大川原「凄い事だよね」
 野田「刺激的だよね」

・鬼ヶ島に「僕らシチサンライブっていうのやってるんですけど、ほんとに(ゲストに)呼びますよ!?」とパンサー向井さん。
 「∞ホールに行きたい」と乗り気な大川原さん、「じゃ逆にプーク人形劇場おいでよ」と冗談。

 で、2部終了。



トーク(3部)
・「今日はとんでもないゲストが来てますよ、盛り上がって1、2分喋られないぐらいになると思います」とハードルを上げる大川原さん、登場したのがニッケルバックと作家の穴井さんで「ほんとやめて下さいよー」とニッケルバック
 今回は常連ゲストのドランクドラゴン鈴木さん、キングオブコメディ高橋さんは仕事で来られなかったそう。
・「2部終わりでエレベーターで上の階の楽屋に行く時もパンサーはゲストなのに鬼ヶ島に「お先にどうぞ」と気を遣ってくれた、他事務所の先輩にも礼儀正しい」とパンサーを絶賛する大川原さん。

・大川原さんがフラれた時に、ニッケルバック早出さん、穴井さんは呼ばれてすぐに来て大川原さんの話を聞いてくれたとか。
 そして大川原さんと一晩飲み明かしたという早出さん、「その時初めてハゲをイジられなかった」と。

・企画へ。お客さんに鬼ヶ島に関するアンケートに回答してもらい、その結果をここで発表する。

 質問1つ目は「彼氏にするなら誰?」。
 投票結果は1位大川原さん(14票)、2位野田さん(12票)、3位和田さん(7票)。
 喜ぶ大川原さん、でも、
 大川原「でもいざ付き合ったら将来性がどうとか言うんだよ!(お客さん笑い) 付き合ったら現実的になるんだよ」

 お客さんの書いた理由を紹介。そしてゲストの3人にも選んでもらい、ニッケルバック渡辺さんは大川原さん、穴井さんは野田さん(※可愛らしくて優しいからだそう)、早出さんは消去法で大川原さん(※和田さんは背が低い、野田さんはハゲてるからイヤとの事)。「でも大川原さんは女々しい」と。
 大川原さんは「和田と野田なら野田がいい、和田には捨てられそう、あと目移りが激しい。野田は一途だから」と。
 「大川原はマスコットキャラを見た時に『うわーっ!』って喜ぶのが本当に気持ち悪い」と野田さん、和田さん。

 ここで和田さんが「大川原はそれで先輩にせっ△×♯されてるから」と、途中噛んでよく分からない事を言って聞き返されたため、「いや、『先輩に説教されてるから』って」と言い直すも、
 大川原「一瞬、『セッ○ス』って聞こえたよ。(お客さん笑い) やめてよ、俺先輩とセッ○スしてねーよ!(お客さん笑い) 何で俺飯塚さんとやんないといけないんだよ!」(お客さん笑い)
 早出「何で飯塚さんなんですか!」
 大川原「いや、何か飯塚さんかなと思ったんだよ」(お客さん笑い)
 と、変に脱線。

・質問2つ目は「結婚するなら誰?」。
 結果は1位大川原さん(23票)、2位野田さん(7票)、3位和田さん(1票)。
 穴井さん曰く「消去法で大川原さんにした人が多かった」そう。
 早出さん、渡辺さんが選ぶなら野田さん、「和田さんはキツい」と二人とも意見一致。
 穴井さんは「お金さえ何とかしてくれれば和田さん」。

・質問3つ目は「一晩だけの関係を持つなら誰?」。
 結果は1位和田さん(20票)、2位野田さん(7票)、3位大川原さん(3票)。
 なぜか1票「パーケンさん」(※キングオブコメディ高橋)という回答があり、「パーケンはない!」と口を揃えて言う鬼ヶ島3人。
 ニッケルバックは二人とも「和田さん」。「結婚するなら中身がちゃんとした人がいいですから、一晩だけなら軽い方がいいのかな」と早出さん。
 穴井さんは野田さんを。「自分がSだから、野田さんはMっぽいから」と。

・質問4つ目は「ぶっちゃけ一番性格が悪そうなのは誰?」。
 1位大川原さん、2位和田さん、3位野田さん。(票数不明)
 「何も分かってない」と不満そうな大川原さん。アンケートの理由に「裏表がありそう」「腹黒そう」というのがあって、「いや、『あいつ腹黒そうだな』って思われる人は腹黒くないの、腹黒い人は『腹黒そう』と思わせないの」と弁明する大川原さん、
 早出「こういうのに騙されてネズミ講とかに入るんですよ」(お客さん笑い)

 「舞台の鬼ヶ島さんもプライベートの鬼ヶ島さんも知っている僕から言わせてみれば、性格悪い人いないですから」とフォローする早出さん。
 野田「むしろ俺が一番性格悪いんじゃないかと思う」
 大川原「俺、絶対野田だと思う」
 和田「俺も」
 大川原「だって普段こんなキャラじゃないもん!」
 野田「それは仕事上でこういう事やってんだから、プロなんだからしょうがねーだろ!」
 と言い合いに。
 「野田はプライドが高い」とも言う大川原さん。

・最後は「鬼ヶ島にここを直して欲しい」というアンケートの結果を発表。
 「滑舌」「内輪ノリ」「ハートが弱い」「ギャンブルをやめてネタ作りや練習をして欲しい」など。
 でも「ギャンブルはお互いやめような」と大川原さんと野田さんで話し合って決めたそう。和田さんは「俺は一生やる」との事。

・他のアンケート回答は「ミスター準決勝な所」「全員ブログをちゃんとやってほしい」「和田さんが立って話す時に後ろで手を組むクセ」「和田さんの服(和柄のやつ)」。
 ブログについては「あれナルシストじゃないと毎日は出来ない」と大川原さん。
 そして大川原さんに「ブログのコメント欄でテル(※ニッケルバック渡辺)の事を辱めるのやめてもらっていいですか?」と苦情を言う早出さん。

・最終的に「性格が一番悪い」で3位になって嬉しそうな野田さん。

・もう時間という事で(22時45分頃)、告知をして締めてライブ終わり。