バカ爆走!(2/6金)

2/6(金) バカ爆走!


日時:2009年2月6日(金)
開場:18:00 開演:18:30
場所:ミニホール新宿Fu-(新宿区歌舞伎町2-46-5 新宿永谷ホール
チケット:前売り1000円/当日1300円/BBNお持ちの方1200円


キングオブコメディエレファントジョン、鬼ヶ島、男子、さとうゆうすけ、パーティ内山、関あっし、イシクラノオノ、佐々木おさむ、S×L、シンデレラ、ジプシーダンス荒ぶる神々リトレイン、ブルーセレブ
飛石連休、Wコロン
前座ライブ:争奪


以下、出演者とネタの内容です。ネタバレあり・敬称略。

  • 前座ライブ


1.リアルパンプキン:漫才「川で溺れている子供を助ける」
2.ワルステルダム:漫才「修学旅行のバスガイドと生徒」
3.ダメジン:漫才「気付こう!」(出会い系サイトのサクラに騙されたり、バイトを辞めさせられている事に気付いてない細谷に注意する杉山)
4.ワンワン正田:コント えなりかずきのモノマネ、亀ハウス、センター試験天津飯テリー伊藤


・二人とも「今日は本当に寒い」と。
 人力舎に入り立ての子は楽屋の外の寒い所にいて体を縮こませているそうで、
 今野「皆さん恵まれてますよ」(お客さん笑い)
 高橋「そうですよ、お客さんはイスに座って見れるわけですから、暖かい中ね」
 今野「ほんといい身分だ!」(お客さん笑い)
 高橋「お金払って来て頂いてるんですから、そりゃそうですよ」
 と冗談。

・節分の話に。
 高橋「もうこの年になると節分なんて気にした事ないわ」
 今野「俺もずーっと気にしてたんだけど、30になってとうとう忘れちゃったのよ」
・節分の流れから、
 今野「いつから太巻きの制度ができたんだろう?」
 高橋「何あの制度?『けいほうまき』?(お客さんから『えほうまき』という声)
    俺初めてこの話題を人と喋ったよ」
 二人とも恵方巻きについて名前すら良く分かってなかった様子。
 「コンビニが急に置きだしたけど、あれはいつからやってるんだろう?」と高橋。
・昔高橋が子供の頃は豆蒔きの時にお金(小銭)が投げられて、高橋は網を持って捕っていたそう。
・今野はクリスマスと正月、節分とバレンタインデーの近さについて「洋の催し物が和の催し物を潰しにきてる感じがする」と。

・「今年のバカ爆は3日の日に豆蒔きをやったんですか?」と聞く高橋に、前の方のお客さんが「やりました」と答え、
 高橋「悔しい、バカ爆の2月3日の日に出て豆を蒔きたいんだよ。こんなに忘れ去られてる行事をここはいまだにやってるんだ、いいね。お正月もここでおとそ飲みながらやってるしさ」
 と。
 高橋「だからバレンタインもちゃんとここでやっちゃえばいいんだよね。
    やっぱ頂きたいじゃない?鬼ヶ島は全員が一人ずつゴディバのチョコ持って入ってきたんだよ、『頂いたんだなー』と思って」
 今野「俺全然頂いてない」
 高橋「俺も頂いてない」(お客さん笑い)
 高橋「頂きたいよね」
 今野「頂きたい」
 高橋「何か頂きたいよね、頂けるものならば」
 今野「別に甘い物じゃなくてもいいし」(お客さん笑い)
 高橋「恵方巻でもいいし」(お客さん笑い)
 とお客さんにストレートに催促する二人。
恵方巻を食べる時に向く方角の話について話す高橋。

・「コンビニで買った物ってわりとその場で食うでしょ?店内では食べないけど、外に出た瞬間に食うでしょ?」と言う高橋に「食わないよ!」と否定する今野。
 高橋はおにぎりとかを外出てすぐ食べるそう。
 そして「セブンイレブンの『いそべおにぎり』っていうのが凄い美味しいの。もち米に醤油を塗りたくって海苔を巻いた、磯辺焼を餅にする手前みたいな」と最近ハマっている食べ物について語る高橋。
・高橋「俺何だったらゼリーとかもその場で食べますよ」
 今野「何で?」
 高橋「お腹減ってるから」(お客さん笑い)
 と。
 「ゼリーは外では食べないよ、(家とか室内で)落ち着いて食べたい」と言う今野に
 高橋「お前なんかやっぱ育ちがいいんだろうな」(お客さん笑い)
 と育ちのせいにする高橋。

 高橋「あんまり落ちてる物とかも食べたりしないでしょ?」(お客さん笑い)
 今野「『あんまり』っていうか、食べないのが普通だよ?」
 高橋「こないだ電車乗ってたらシルバーシートにどら焼きが、すごくいいとこ風のどら焼きが封が開けて置いてあって、7、8個入るような所が3個ぐらいになってるわけ。多分思うに、見つけた人が1個ずつ持って帰ってるんだよ」
 今野「それはない!だったら全部持ってくって!」
 高橋「さすがにちょっと怖くて食べなかったけど」
 今野「食べんな!」
 高橋「いやでも昔は全然食べてましたよ、落とし物とか」(お客さんから「えー」の声)
 今野「(お客さん)ドン引きですよ」(お客さん笑い)
 高橋「雪とか食べますよね?」
 今野「まぁね、子供の頃ね」
 高橋は昔雪にかき氷のシロップをかけて食べていたそう。
 でも大人になって雪をコップに入れて溶かしたら、ゴミだらけで汚い事が分かってやめたとか。

・この日も2日前に続いてアンジャッシュ児嶋がネタをやるとの事。
 今野「小島よしおさんが!?」
 高橋「違いますよ、もっと有名じゃない方の児嶋さん」(お客さん笑い)
 今野「あー、はいはい」
 とふざける二人。

 高橋「R-1が近いという事で、ネタを。ですから皆さんね、フラットな目で、暖かい目で見て頂ければね」(お客さん笑い)
 高橋「パーティ内山の後ぐらいに出てきますんで、(香盤表の)あの辺がちょっとしたパーティーになってます」(お客さん笑い)
 と話し、オープニングMC終了。

  • ネタ(前半戦)


1.さとうゆうすけ:漫談「きびしー」(お客さんが厳しい)
2.関あっし:コント「ありえないシリーズ・節分編」
3.佐々木おさむ:コント「世界縄飛び選手権」
4.パーティ内山:SP漫談、SPショートコント
5.児嶋一哉:コント「モデルの撮影」(カメラマンに撮られるモデル(児嶋)、しかしカメラマンの撮り方がおかしくて突っ込むモデル)


1.サウザンズ:コント「引きこもり」(引きこもりの息子の母親と、息子を説得しに来た担任の先生」)
2.となりのコーポ:漫才「熱血教師」(不良と、それを更正させようとする熱血教師)
3.ロケットパンチ:コント「雪合戦」

  • ネタ(中盤戦)


6.ジプシーダンス:漫才「時代劇」(悪代官)
7.リトレイン:コント「いじめられっ子とその友達」(いじめられっ子(瀧音)の家に行った友達(速水)。そのいじめられっ子が内弁慶で母親には暴言を吐き驚く)
8.ブルーセレブ:漫才「雑誌の表紙を飾りたい」(インタビュー)
9.イシクラノオノ:コント「通りすがりの女に告白される」(通りすがりの女(石倉)に告白される男(小野))
10.男子:漫才「CD屋」


・結構年齢の行った「シニア」の3組が集まる。
飛石連休藤井に対して「我々にとって藤井さんは大先輩じゃないですか」と言う高橋、
 藤井「そんな事ないよ!こん中で一番先輩木曽さん(※Wコロン)やもん!」
 木曽「いやいや違う違う!前話し合ったやん、『俺たち同期やんなー』って言い合ってさ」
 藤井「それはややこしいから『同期でいいかな』って言うてん」
 と、どちらが先輩かの擦り付け合いをする藤井と木曽。

・高橋の提案で「誰が一番先輩かをはっきりさせよう」という事に。
 藤井は1994年に大阪のNSCに入学し、同期に次長課長ブラックマヨネーズチュートリアル徳井らがいると言うが、「何でチャンス大城言ってあげないの?」とツッコむ木曽。
 藤井によるとチャンス大城も13期だが、一度中学生ぐらいの時に歳をごまかして8期の時に入っていて、その時は千原兄弟らがいてレベルが高かったので13期に入り直したとの事。
・新宿歌舞伎町でティッシュ配りをしたり看板を持ったりしているチャンス大城をよく見る、と話す高橋と藤井。

・木曽は「同期がふかわりょう」と。ワタナベエンターテインメントのネタ見せに行っていたら、1ヶ月後にふかわが来たそう。それが15年ぐらい前で93年か94年。
・高橋「でも木曽さんピンでやってましたよね?」
 今野「ここの場所(※新宿Fu-)で見ましたよ、木曽さんがお尻を丸出しにしてネタをやって」
 と。
 今野がまだスクールJCAに通っていた頃の話だそう。
 木曽としては隠して起きたかった?様子。

・前、レストランのネタで高橋がチェックのベストを着ているのをテレビで見たねづっちから高橋宛てに
 「あのベストどこで売ってるんですか!?ぜひ譲って下さい」とメールが来たとか。
 夏場にジャケットを着ると暑いので、ほぼ同じ柄のそのベストを欲しいねづっちだが、
 「あれは事務所の稽古場にあったやつなんで、困ります」と断る高橋。

・高橋が捕まって連絡が取れなくなった時に、芸人仲間から高橋に安否を気遣うメール(「生きてるなら空メールでいいから送ってくれ」など)がたくさん来る中、
 木曽から「高橋君がお勧めの釣り具屋を教えて下さい」というメールが送られてきた、というエピソードを話す高橋。
 高橋「だからほんと二人とも僕にとって印象のあるメールをくれるんですよね」
 今野「(あの時は)状況を何も知らなかったんですか?」
 木曽「いやぶっちゃけると、知ってたんですよ僕は」と告白する木曽、「えっ!?」と驚く高橋。

 木曽「知ってたんやけど、それをまんま送るのも何かなぁと思うじゃないですか?だから要は返信があれば無事な知らせやって事で」
 「優しい!」と今野、藤井。
 高橋「なるほどね」
 今野「お前何笑い事にしてんだよ!」(お客さん笑い)
 高橋「マジ空気読まねーメールだと思ったよ!」(お客さん笑い)
 藤井「優しいけど、それ言っちゃわない方が良かったんちゃう?」
 木曽「そうやね、悩んだんや今」
 高橋「うわーもうなんか、違う目で見ちゃう!(お客さん笑い)
    いやーなんか、いいもんですね」
 と木曽の気遣いに感嘆する高橋。

・「空メール送るシステムって何やろ?」と飛石連休藤井。ラブカップル中田が失踪した時に、心配するカンニング竹山に空メールを送った話をする。

・高橋の事件の話に戻る。
 藤井「でも最初『痴漢で捕まった』って聞いた時、みんなが今野やと思ったよね」
 今野「こら!」(お客さん笑い)
 藤井「『あー、あいつか!』って」
 今野「ほんと俺が捕まってたら誰もかばってくれないんだろうなと思った」
 高橋「そんな事ないでしょ」

・藤井らサンミュージックの芸人たちが高橋のために陳述書を書いてくれたそう。しかし、
 藤井「『高橋君は笑いにストイックで、女性に対しても奥手で、とてもそういう事をしそうじゃありません』って書いてるうちに、だんだん『コイツしそうやな』と思ってきて」(お客さん笑い)
 木曽「俺も『出待ちの女の子とかにも積極的に喋りかけたりせず』っていうような事を書いて、これは逆に悶々としてるっていう事になるんじゃないかなと思って」
 高橋「そういう文面を3〜40通頂きました」(お客さん笑い)

 でも「その節はほんとに色々して頂いて。ほんとにありがたいですね」と改めて藤井らに感謝する高橋。

・藤井「こういう事言うとあれやけど、パーケン食べ方が汚いやない?すごいガツガツ食べんの。こっちのお菓子を食べながらこっちのお菓子を食べんねん。
    そんで『お腹いっぱい』って言うてんのに楽屋におはぎあったらそれを開けて『あったら食べちゃうんですよ』って言うの。『見ちゃ食べちゃう、見ちゃ食べちゃう!』って言って。
    俺それ見てると『あ、やっぱシャバのご飯って美味しいんだ』って」(お客さん笑い)
 高橋「いや、あの中ではあまり食えなかった」

という事で中MC終了。

  • ネタ(後半戦)


11.シンデレラ:漫才「バレンタイン」
12.荒ぶる神々:コント「消しゴムと書き間違えの文字とのケンカ」
13.Wコロン:漫才「女子高生がなりたい職業(キャバクラ)」(キャバ嬢と客)
14.SxL:コント「ラーメン屋」(美味いラーメン屋のふりをして取材を受ける)
15.飛石連休:漫才「今年の予定」
16.鬼ヶ島:コント「同窓会」(同窓会で話す先生(和田)と生徒(野田、大川原)。ITで成功した大川原と、対照的な野田)
17.エレファントジョン:漫才「ワイドショーの芸能レポーター
18.キングオブコメディ
・高橋「今回は、我々短いネタがないじゃないですか?だから、練習って言っちゃ失礼ですけど、そういうのにも挑戦してみようという事で、今野さんがモノマネの方に挑戦したいと。
 ただね、全編妖怪のモノマネになってるんで」
 と、ここで短いネタを試す事に。

・街に住む妖怪。
 今野「お前たち人間どもが後からやってきたんじゃないか!」

・街のそばの山に住む妖怪。
 今野「そこまでしてそのゴルフ場とやらは必要なのか?」
 高橋「『作り過ぎだろう』と。あんなにいらないよね」
 今野「そんな木を倒してまで必要なのか?って思うんだよね」
 高橋「ネタと現実がシンクロしちゃってる。(お客さん笑い) お前の立ち位置が分かんねーよ」

・埋め立てられる予定の沼に住んでいる妖怪。
 今野「そこまでしてそのレジャーランドとやらは必要なのか?」

・特別な力を持つ人間の少女と出会った妖怪。
 今野「おめ、オラが見えるのか!?」

・サイズの小さい妖怪。
 今野「おいカラス!もっと早く飛べ!」

・心を入れ替えた妖怪。
 今野「オラ、もう人間を喰うのはやめた」

・心を入れ替えたけども致命傷を負ってしまった妖怪。
 今野「もっと早く、おめーのような人間に出会っていたらな」

・人間に警告を与える妖怪。
 今野「人間どもの憎しみがある限り、俺は何度でも生まれてくる!」

・リーダーシップを取る妖怪。
 今野「今は妖怪同士で争ってる時じゃねぇ!」
 高橋「西洋の妖怪と東洋の妖怪が争ってる時に、もっと強大な敵が現れてね。これ俺いっつも『うしおととら』の白面の者を連想する」

・タブーを犯した妖怪。
 今野「オラ、人間の女を好きになっちまった」
 高橋「そもそものルールが分かんないよ」
 今野「これはタブーですよ」
 高橋「ありますよ、ハーフの方とか。なんかほら、青山テルマみたいなさ」(お客さん笑い)
 今野「(※笑いながら)失礼!いやいや、あの人は人間ですから」

 高橋「共感できるのと共感できないのが混じってんだよ」
 今野「あるあるネタじゃないですから」
 高橋「まぁね、ぶっちゃけモノマネって言ってるけど全て架空だもんね」

・人間が感動しているのにいまいちよく分かっていない妖怪。
 今野「おめー、何で目から水が出てんだ?」
 高橋「こいつの事が、何かいい事があって泣いてんのにね」
 今野「自分のが出た時。『この水なんだ?』」
 高橋「えっ、じゃ妖怪は泣かないって事?」
 今野「妖怪は泣かないね」(お客さん笑い)
 高橋「だからその立ち位置何だ?じゃ妖怪は何を食べてんの?妖怪だって何も食べなかったら死んじゃうんじゃないの?」
 今野「そんなに聞くんじゃない!」(お客さん笑い)
 高橋「妖怪になった」
 今野「そんなに聞かれても困る!」

・いい奴だけどちょっと頼りない妖怪。
 今野「ダメだ!結界が強くて近づけねぇ!」

・生まれて初めてハンバーグを食べた妖怪。
 今野「ハンバーグ!?鬼のハナクソかと思った!」
 高橋「鬼のハナクソは食べるんだ?」
 今野「鬼のハナクソは食べる。こうやって」
 高橋「鬼はその時は構わねーんだ?自分の体を綺麗にしてくれるから?」
 今野「そうそう、ドクターフィッシュみたいな」(お客さん笑い)
 高橋「あーそうなんだ、どこの世界にもいるんだね」

・優しくしてくれた人間がケガをした時に元気を付けさせようと料理を振舞う妖怪。
 今野「さぁ食え!イタチのキンタマを馬のしょんべんで煮込んだ物だ!」
 高橋「食えねーよ!」
 今野「食ってるけどね、こっちでは」
 高橋「ズルいよ、事実だとして言うの。ツッコみようがねーよ」
 今野「イタチのキンタマを鬼のしょんべんで煮込んだ物だ!それを寝かした物だ!」
 高橋「何ちょっとまろやかにしてんだよ!(お客さん笑い) 寝かしたんだ?」
 今野「寝かしたの、人間のために」
 高橋「じゃあ食えるわ、細菌の力って凄いから」

・もしもシリーズ「もしも日本の妖怪がアメリカに行ったら」。
 今野「出たなスパイダーマン!」

という感じで終わり。

  • エンディング MC:


・芸人からそれぞれ告知。
・鬼ヶ島。
 おでこの生え際が少し後退し若干ハゲてきた和田に「トレンディーエンジェルかお前!」とツッコむ大川原。
 「ほんとにヤダ!ほんとにヤダ!」と嫌がる和田。
 大川原「今日野田と喋ってた時に、チラッと横のへんに誰かの気配がして、ほんとに『トレンディーエンジェルだ!』と思ったもん」
 と。

・Wコロン。普通の告知の後、いつもの面白告知。
 ねづっち「毎月1日から9日まで、浅草は東洋館という演芸場で、『漫才大行進』というとってもポップな寄席に出ております。」
 木曽「誰出てんの?」
 ねづっち「昭和のいるこいる、青空球児好児、おぼんこぼん」
 木曽「おー、有名だ」
 ねづっち「チャンス青木、青空キリンジ、和裁洋裁、ニャンコ金魚」
 木曽「半分以上が芸能界の派遣村やないかお前!」(皆笑い)

 そしてもう1つライブの告知をねづっちがして、
「芸能界のハローワークやないか!」とツッコむ木曽。

といった感じでライブ終了。