どきどきキャンプ第7回単独公演「私の愛馬は凶暴です」(3/29日)


3/29(日) どきどきキャンプ第7回単独公演「私の愛馬は凶暴です」


日時:2009年3月29日(日)
開場:17:15 開演:18:00
場所:恵比寿・エコー劇場
チケット:全席自由-2,000円



どきどきキャンプの単独ライブに行ってきました。
以下、レポです。
ネタバレあり(Ctrl+Aを押すと完全なネタバレになります)、敬称略。

  • コント(1)「24・おもらし編」


作戦前にトイレで用を済まし手を洗ったら水がはねてズボンの股間の辺りが濡れてしまい、漏らしたみたいになったジャック・バウアー(岸)。
そこにトニー(佐藤)がやってきて、疑いの目でジャックを見る。
身の潔白を証明するため、トニーにズボンの匂いを嗅がせるジャック。
そして…。
とまどいつつもズボンに顔を近付けるトニー。無臭である事を確認し、現場へと急ぐ二人。
しかしトニーは銃弾に倒れ、「トニー!」と叫ぶジャック、でコント終わり。

  • オープニングVTR


エコー劇場の舞台で小道具をセットしたり運んだりする佐藤、何もせずすぐそばの床に座る岸。(※映像はずっと早送り状態)
そして画面は客席の方に切り替わる。
座っている人が遠目に映り、岸にはすぐ焦点が当たり、名前のテロップが出る。
しかし佐藤は2〜3人焦点が間違った後、ようやく本物の佐藤に当たり、テロップが出る。

  • コント(2)「麻雀のメンツ集め」


ご飯を食べ終わってダベるどきどきキャンプの二人。時間は夜10時頃。
岸「明日の仕事って芸小(※なかの芸能小劇場)で変なライブだけだっけ?行きたくねーなー!」
佐藤「仕事だからさ、一応さ」
岸「よく分かんない主催者がやってるからなー、ほんと行きたくねーなー。燃えねーかなー芸小!」
などと、分かる人には分かるリアルな不満を言う岸に笑うお客さん。

「朝まで麻雀しない?」と佐藤を誘う岸、しかし「明日朝から確定申告に行くから」と乗り気じゃない佐藤。
メンツが揃ったらやってもいいという佐藤に、岸が電話で大森を捕まえ約束を取り付けるが、大ちゃん、湯田(三日月シュガー)には電話が繋がらなくて4人目が集められず、面倒臭くなって諦めようとする。
しかし…。

「大輪教授はドンジャラしかできない」といったアドリブ?を言う岸。
しかしこの間に麻雀をしたくてたまらなくなった佐藤の方が人を集める事に。
すると佐藤宛てに女の子から「今晩二人でうちで飲みませんか?▽▽▽」(※▽はハート)というメールが。
すっかり麻雀をする気が無くなった佐藤を思い留めようと必死で色んな所に電話をかける岸。
結局何とかメンツが揃ったので麻雀の方に傾く佐藤。
しかし約束した大森と連絡が取れず、女の子の方へ行く事にする佐藤。でコント終わり。

  • VTR(1)「クイズ原付イントロドン」(その1)


マイ原付(昔バイトしていた寿司屋からもらった物)に乗った岸が、歌を歌いながら佐藤の前を走り抜けるので、佐藤がその曲名を当てるというクイズをする。不正解だと罰ゲーム。
風が強く、近くの学校から吹奏楽部の奏でる音が若干聞こえるという悪条件下。
佐藤が箱の中から1枚紙を引くと「JPOP 50」。50は得点ではなく、岸の出すスピードが50km/hという意味。

そして歌いながら原付で駆け抜ける岸。
佐藤は全然分からず「aikoのカブトムシ」と答えるが不正解。
正解はJUJU feat.Spontaniaで「素直になれたら」。
佐藤に「歌詞めちゃめちゃじゃん」とツッコまれる岸、岸もあまり歌詞を知らずに歌っていたそう。

  • コント(3)「闇取引」


コカインとお金を取引するヤクザ(岸)と、おとり捜査で正体を隠している刑事(佐藤)。
実は「カレーヤクザ」であるヤクザ。コカインの他に、お互いに持ってきたカレーの取引をする。

岸が「1回(素揚げしなきゃ)」を「1カリ」、「カレーのレシピ」を「カレーのレシペ」と噛み、「もうダメだ、1回15分の休憩を挟もう!」とアドリブで冗談を入れる。
そして…。
そして正体を明かす刑事(佐藤)、実は「ラーメン刑事」だった。どんぶりの形がラーメンぽくなく、「本当は鉄火丼刑事だろ」とツッコむヤクザ(岸)。
カレーとラーメンのいい所を言い合うヤクザと刑事。
カレーヤクザなのでカレーに関係がある武器のフォーク(55カレーで使う)で応戦するヤクザに対し、最終的にラーメンと関係ない拳銃を取り出す刑事。
ヤクザ「俺が死んでもハンバーグマフィアが残ってるぞ」
刑事「何だよハンバーグマフィアって」
でコント終わり。

  • VTR(2) 罰ゲーム(その1)


BGM:JUJU feat.Spontania「素直になれたら」

渋谷の歩道橋で佐藤に駆け寄りキスをするあやか。
それを見て驚きタバコを吸う手を止め、固まる岸。
歩道橋の階段脇で激しくキスをする二人、その横を目を合わせず通り過ぎていく一般人。
…という絵。

  • コント(4)「格闘技対決」


生まれてこの方全く格闘技経験のない男二人(佐藤、岸)による対決。
佐藤は勉強一筋で外務省勤務、岸はケンカの弱いオリジン弁当のバイト、という設定。
弱々しい、地味で全然痛くない技(腕をクロスするだけ)のかけ合いになる。
しかし佐藤が岸の太ももを叩いたり、床に背中を付けた岸を回し、摩擦で痛がる岸がギブアップして負け、コント終わり。

  • VTR(3)「クイズ原付イントロドン」(その2)


先程の罰ゲームに「あいつのキス、圧が強いんだよ」と愚痴る佐藤。
今度は「ナツメロ 30」。
原付で佐藤の前を通り抜ける岸、「今すぐKiss me、ウォウォウ 〜、まっすぐ〜」と歌っているのが聞こえるが、佐藤には「ゲッチュー」と聞こえ、「『ゲッチュー』だから、『蒼いイナズマ』!」と答えて不正解。
正解はリンドバーグの「今すぐKiss Me」。

  • コント(5)「ポン助」


誕生日に彼に別れを突き付けられた女の子(佐藤)が一人寂しく帰宅しようとすると、家の前にすごく無邪気で純粋な男の人(岸)が。
その男は「ポン助」という名前で、「可愛い」とときめく女の子。
しかしそのポン助の素性を聞いていくと…。
そのポン助と話す女。聞くとポン助は41歳で、チョコをあげようとしても「医者に甘い物は止められてるから」と断り、通風で差し歯があり、公園に住んでいるおじさんだった。

二人で鬼ごっこをする事になり、岸が佐藤を捕まえた時に佐藤のメガネ(レンズが入っている本物)のレンズの片方が外れてしまうハプニング。

二人で「だるまさんがころんだ」をし、目をつぶっている女(佐藤)の背後からポン助(岸)が女の服の中のブラジャーを取り出し、
「ブラをゲットだぜ!ブラをゲットだぜ!(客席に)子供がいようが関係ねーぜ!これがどきどきキャンプだぜ!」
と叫ぶ岸にお客さん爆笑。

そして去っていくポン助。「あーあ、男ってみんな一緒ね」と女がつぶやいてコント終わり。

  • VTR(4) 罰ゲーム(その2)


BGM:リンドバーグ「今すぐKiss Me」

・渋谷のスクランブル交差点で信号が青に変わった途端、走り寄って抱き付いて熱いキスをする佐藤とあやか。
(周りには普通に横断歩道を渡る一般人がたくさん)
・上りと下りのエスカレーターが並列にある所(恐らくマークシティ)で、それぞれ上りと下りのエスカレーターに乗り、すれ違う所でキスをする佐藤とあやか。
・渋谷のバス待合所のベンチでキスをする佐藤とあやか。
 (そしてカメラは看板に書いてある「NHKスタジオパーク行き」の文字をなめる)

  • コント(6)「村おこし」


「日本一長い太巻きを作ろう」という村おこしのイベントで太巻きを作っている村人(岸)。
そこに隣り村の男(佐藤)がやってきて、すぐそばで日本一長いお好み焼きを作ろうとしたため、村人が文句を言い、揉める。

村人(岸)は、何で長さじゃなく巨大なお好み焼きを作る方向に行かなかったのかとか、隣り村なのになまり過ぎていること、家庭用ホットプレートやたこ焼き器でお好み焼きを作ろうとしている事、
お好み焼きをどうやってひっくり返すのかなどを隣り村の男(佐藤)にツッコむ。
そして…。
・村人(岸)は邪魔なのでお好み焼きをどかせようとするが、隣り村の男(佐藤)は今度はドミノを並べ始める。
 日本一長いドミノを作って、そのドミノが倒れた勢いでホットプレートの電源が入るようにするために。
・佐藤が立てたドミノを倒すが1個目しか倒れず、
 岸「日本一のドミノを目指すやつが1個目でダメってどういう事?」と。
 そして佐藤がもう一度やるが2、3個しか倒れず、「ドミノ初心者過ぎるだろ!」とツッコむ岸。
・勢い余って太巻きを台から落とす佐藤、
 岸「オイッ!コラッ!砂が!砂が!高橋工房がせっかく作ってくれたのに!」(お客さん笑い)
・隣り村の男が「うちの村長が『太巻きお好み焼きをくっつけたい』って言ってるんですけど」と言い、
 村人が「〜とやって?絶対ダメ!」でコント終わり。

  • コント(7)「お肉」(声のみ)


スタジオジブリのアニメが全部入ったDVDを見ようとする佐藤。
岸の「お肉だランランラン♪」という歌が流れる。DVDをよく見ると「スタジオアブリ」と書いてあり、バッタモンだった。
そのアニメの内容とは…。
岸「シータ、父さんの言った通り、天空に安楽亭はあったんだよ」「おにく!」
佐藤「『バルス』みたいに言ってるけど」
岸「安楽亭が崩れ落ちてゆく!」「隣りの豚トロ、豚トロ♪」「おい、にくひろ!今日からお前の名前は『にく』だ!」
などとジブリアニメのセリフ風に言う。

最後は佐藤が「ていうか、『紅の豚』やれよ!」とツッコんでコント終わり。

  • コント(8)「女風呂の覗き」


修学旅行で女風呂を覗きに行こうとする男子生徒たち。
隊長となって陣頭指揮を執る岸、副隊長の佐藤。
岸が覗きの注意事項「おかし」(押さない、駆けない、下を反応させない)を説明して、いざ向かう。
しかし急に「覗きを中止にしてくれ」と言い出す岸。
その理由は…。
聞けば、風呂に岸の好きな女の子(田中さん)がいて、その子の裸を自分以外に見られたくないという。
「誰があんなブサイクの裸なんて見たいかよ!」と言う佐藤に「ウソつけー!ブサイクだろうがそこに裸があったら絶対見るだろ!俺たち中2は何だっていいんだ!何でもいただきまーす!」と反論する岸。

岸の本気の説得を受け、覗きをやめる事にする佐藤たち。
だが「あんただけは覗いていけ!」と自らの体を踏み台として提供する佐藤。
その心遣いに感動する岸。(※ここでアンジェラ・アキの「手紙 〜拝啓 十五の君へ〜」が流れ、客席から笑い)
涙を流しながら風呂を覗き、その場で田中さんに熱く告白する岸。女子風呂から飛んでくる風呂桶や石けん入れ。

そこに先生がやってきて覗きがバレてしまい、岸は「女風呂を覗いたのは俺だけです!これが証拠です!(※反応した下半身を見せる)」と佐藤たちをかばい、熱い友情ドラマを展開する。

しかし結局は全員説教を受けることになる、というオチでコント終わり。

  • エンドロール(VTR)


どきどきキャンプの二人がレストランで食事をする映像。
スタッフロールの「小道具」に高橋工房、「協力」にあやか、ブリッジマウンテン、湯田(三日月シュガー)の名前。

  • コント(9)「24・突撃!隣の晩ごはん編」


しゃもじを持ち、「突撃!隣の晩ごはん」のロケで家を訪ねるジャック・バウアー(岸)。突然の事に驚く奥さん(佐藤)。
外食で済ませたのでご飯がないという奥さんに対し、仕方なく冷蔵庫に何かないか探すジャック。
しかし…。
しかしその奥さんは実は敵で、ジャックに銃口を向ける。
で、コント終わり。


コント終わりで明転し、エンディングのトークへ。
岸「予想通りの(お客さんの)反応でしたね」(※最後の24のコントのオチに、お客さんが笑ったり感心したりとかせず、ほとんど反応がなかった)
佐藤「昼も夜もね」
岸「たいていの客が『この続きが見たい』と思うようなね」
佐藤「そんな感じじゃなかったよ、『あ、あー』っていうような感じだったよ」
岸「R-1のやつを二人でやったんですけど、『一人でも二人でもあんま変わんねーなー』って」

岸「だいぶ子供(のお客さん)がね」
佐藤「お子さんには申し訳ないんですよね」
岸「(このライブは)R指定のはずなんですけどね」(お客さん笑い)

物販のTシャツについて。
パパロアの川島さんが作っているオフィシャルじゃないTシャツ。1枚2000円。今回は相撲の力士姿の岸の絵。
20枚作り、昼の部で17枚も売れたが夜の部のお客さんのために3枚残しておいたのにまだ1枚余っているそう。(※最終的にはその1枚も売れて完売した)
「これ1枚ずつ手描きなんですよ」という佐藤、しかし「へぇー」とか「ふーん」というお客さんのリアクションに、
佐藤「その『へぇー』は買わない『へぇー』だな?分かるんだぞ、そういうのは!」
岸「オードリーとハマカーンの客と全然違うんだよ!ババアと男しかいねーんだよ!」
と悪態を付く岸に笑うお客さん。

岸「毎回(開演前に)上の方からちょっと客席が見えるんですけど、毎回『ハァーッ』って(ため息をつく)」
と愚痴る。

佐藤が罰ゲームでやったあやかとのキスの話に。
渋谷のスクランブル交差点でのキスは何度も撮り直したそう。スタバの上から撮ったとか。
そしてライブの手伝いに来ていたあやかを舞台に呼ぶ岸。迫るあやかに「来んなー!」と拒否する佐藤。帰るあやか。
「もうあやかとのキスはやめます、なぜかと言うとあのVを見てて俺『気持ち悪いな』と思って」と岸。
岸「次回はまた新しいブサイクを発掘します」
佐藤「結局また同じくだりになるだろ」

そして佐藤から7月10、11、12日にやる「ザ・夕方カレー」というどきどきキャンプが二人共出る芝居の告知。

「もう喉が痛くて、これもうヤバイね俺」と、喉が限界らしい岸。
岸「パントマイムで笑いを取るしかないね(お客さん笑い)、Tシャツを引っ張られるやつとか」
佐藤「それで行こうか、喉が潰れたらね」と。

「以上、どきどきキャンプでした。どうもありがとうございました」
と挨拶してライブ終了。