BOMB!! plus(2/16火)


日時:2010年2月16日(火) 18:30開場/19:00開演
会場:シアターミラクル(東京都新宿区歌舞伎町2-45-2カイダ第3 ジャストビル4F)
料金:前売り1000円 当日1200円
出演:
ラバーガールエレファントジョン、鬼ヶ島、ニッケルバック、いけだてつや、ヒラヰトハナワ
ゲスト:ハマカーンケイダッシュステージ


以下、出演者や簡単なレポ。ネタバレあり・敬称略。


■オープニングMC 鬼ヶ島、ラバーガール
・「BOMB!!でこんなに人入ったの初めてじゃない?」とMCが驚くぐらい、お客さんが大入り。

・話題はラバーガール飛永さんが格闘技の試合で勝った事について。
 ラバーガールは2月のバカ爆前日になってもネタが出来てなくて、二人で集まった時に飛永さんが「格闘技の試合が決まってから毎日ジム行くようになって疲れちゃって、ネタが出来ないのはそのせいもあると思う」と言い出し、大水さんが「格闘技やめてくれよ」と言って結構揉めたそう。



■ネタ
1.エレファントジョン:漫才「悪い男になりたい」(「悪い男になりたい」と、自分の武勇伝を話す加藤をヨイショする森枝、しかし褒めているようで段々バカにした言い方になり加藤が怒る)
2.いけだてつや:コント「不動産屋」(部屋を探しに来た新大学生に部屋を紹介する不動産屋)
3.ニッケルバック:コント「コンビニ強盗」(コンビニバイトの二人。一人(早出)が駅前のコンビニで見た、潰れそうな孤児院を救おうとコンビニ強盗をする男を実演してみせる)
4.ヒラヰトハナワ:漫才「オーケストラに行った」(大きな身振り手振りを入れながら、オーケストラを観に行った話をする花輪に、「ジェスチャーがおかしい」と指摘する平井)
5.ハマカーン:漫才「掃除機」(ゲスの極み)
6.鈴木拓:コント「幸せになれる壺」(昔の友達に幸せになれる壺を売り付けようとする男)



■企画(1) 「世の中で一番嫌われるタイプの人間を決めよう」 MC:ラバーガール飛永
・鬼ヶ島、ラバーガールハマカーンの3組が登場。
・「MCは客席に座って笑点の円楽師匠みたいにやったら?」と周りの芸人から言われ、本当に客席まで行って司会を始める飛永さんにお客さん爆笑。

・そして、それぞれがイラッとする人や出来事を話す事に。

ハマカーン神田さん。
 居酒屋とかの男女兼用と女性専用のトイレがある所で、女の人が女性専用トイレを確認せずに男女兼用の方に入られると男が入れるトイレが無くなるから気を付けてほしい、と。

・大川原さん。
 駅で混雑時に自動改札を通ろうとしたら、前の前の人が切符で引っかかって、その切符を取らずに「へへっ」と照れ笑いで去って行かれて改札が通れなくなった事。

・大水さん。
 改札でSuicaの入った財布を「バンッ!」と強く当てるサラリーマン、
 改札で自分の方から通れる改札は一つしかなく、逆側から通れる改札は他にもあるのに、その一つを使われて自分が通れなくなる事。

・野田さん。
 満員電車でドア付近に立っているのに、駅に停車しても降りる人のために避けてくれない人。

・和田さん。
 電車の端の座席に座っている時に、その棒に寄っかかってきてはみ出したお尻を自分に当ててくる人。

・大川原さん。

 エレベーターで降りようとした時に乗ってくる酔っぱらい。

 電車で電話で話すおじさん。

・和田さん。
 車内の網棚に置きっぱなしになってる雑誌を収集して生計を立てているおじさんは、もっと空いてる時間に乗って欲しい、と。

・そして電車話で盛り上がる。
 ハマカーン神田さんは電車内でおじさんの吐いたゲ○がかかった事があるとか、
 大水さんがこの前吐いている女性に遭遇して「大丈夫ですか?」と声を掛けたら「大丈夫です、慣れてるんです」と言われた、など。

ハマカーン浜谷さん。
 他の人が手放した吊革が遠心力で自分にぶつかった時に少し腹が立つけど、ちょっとした事なので言えない。



■企画(2) 「ネタのおそうしき」 MC:エレファントジョン加藤
・先月のBOMB!!でエレファントジョン加藤さんがプレゼンした企画。
 一生懸命作ったけど評判が良くなくて二度とやる事がないであろうお蔵ネタを、ここで披露するのを最後にして葬るというもの。

・最初はニッケルバック
 「魚屋部」というネタで、二人は紅白帽に白Tシャツ(渡辺さんは「魚」、早出さんは「肴」という文字が書かれている)、短パンという格好。
 6、7年前にJCAに通っている頃に作ったネタで、JCAライブのオーディションを受ける時に二人がネタ作りでケンカ別れし、その間にそれぞれ一人で考えたネタを持ち寄り、お互いの良い所を組み合わせたとか。
 早出さん曰く、「魚屋部」という現実にはない設定と、ネタ中の「(※海の中にあるのに)竜宮城が火事だー!」というセリフ、自分のTシャツの方が「魚」ではなく「肴」になっている点が面白いポイント、との事。

・そして実際にネタを披露。
 「らっしゃいらっしゃい魚が安いよ、らっしゃいらっしゃい魚が安いよ」などという、リズム系のネタ。

・ネタ後はニッケルバックが弔辞を読む。
 このネタをまずJCAの講師に見せたら「意味が分からない、ネタを変えてこい」と言われたが、それに従わずに人力舎に黙ってJCAライブでこのネタをやったら全くウケず、その夜二人で居酒屋でお笑いを続けるかどうか
話し合った、という思い出を語る早出さん。

・友人代表のヒラヰトハナワから平井さんが弔辞を。
 そして出棺し、お別れの言葉を告げると、棺が燃えるSEが流れてこの葬儀は終了。

・2組目はラバーガール。女装用のカツラをかぶって登場した大水さんにお客さんから笑いが。
 ネタは「不思議な夜」。
 6、7年前から原案はあったが、当時の実力では演じる事が不可能だと思い、3、4年前にテレビに出だして力が付いたと思った頃に「もう出来るだろう」と考えて、満を持してバカ爆でやった所、とてつもない空気になった…との事。
 ウケると思ったポイントは、最後に意外な展開が起きてまさに不思議な夜、という所だそう。

・そしてネタに。
 山の中の家に住んでいる作家(飛永)が、その山に迷い込んだ女の子(大水)を家に招き入れるという設定。
 なぜこんな山の中に来たのかなどを女の子に尋ね、その不思議な女の子に興味が湧いてきた作家がポケットからメモを取り出して書き連ねていく(※突如テーブルの上に腰掛けてメモを書き殴る飛永さんの姿に、お客さんも大笑い)。
 「しかし今日は不思議な夜だ」と呟く作家。
 最後に「実は私は雪女よ」と正体を明かす女の子におののく作家、しかし女の子が「私が旅行に行くといつも雪が降るんです」とトボけて、「そっちの雪女か!」と作家がツッコむ、というオチ。
 (※全体的に結構ウケていた)

ラバーガールの弔辞。「バカ爆でやった時はオチで照明を青くするなど事前に打ち合わせまでしたのにスベったので、あまりむやみにそういう事はやるんじゃないなと思った」と大水さん。
 そして池田さんが友人代表の弔辞。そして出棺、火葬。

・最後は鬼ヶ島。
 ネタは「大川原夫人」。野田さんは学生服、大川原さんはセーラー服、和田さんはYシャツ・ネクタイ。
 「これは鬼ヶ島が野田と僕と、浅沼っていう、今はお亡くなりになった男の3人だった時のネタで」と、勝手に浅沼さんを殺す大川原さんにお客さん爆笑。
 大川原「4トントラックにお轢かれになってね」(お客さん笑い)
 野田「そこにグランドピアノが上から落ちてきてね」(お客さん笑い)
 エレファントジョン加藤「4トントラックだけでいいでしょ、何でさらにダメを押す!」(お客さん笑い)

・大川原さん曰く、まだ鬼ヶ島を組んで2ヶ月目で、2個目のネタで、大川原さんと野田さんは結構好きなネタだったけど、テレビ関係者の結婚式に呼ばれて「このネタをやって欲しい」と言われ、「結婚式にはそぐわないんじゃないですか?」と一応伝えたものの結局このネタをやったら、地獄のような空気になった…との事。

・野田さんが親の死を受け入れられない子供のようなキャラになり切っていて、お客さんから笑いが。

・「僕にとっては新ネタです」と言う和田さん。
 でも和田さんでもこのネタを何度か試した事はあるそう。

・そしてネタへ。
 教室で、セーラー服を着た大川原夫人(大川原)に首輪を絞められ鎖で繋がれた学生(野田)が座っていて、そこに新任の先生(和田)が入ってきて国語の授業を始める。
 新任の先生に「ここの集落が豊かでいられるのはこの大川原夫人のご加護なのだぞ!」と説明する学生だが、取り合わずに「源氏物語」の授業を行う先生。
 その後も何かと大川原夫人を崇め奉る学生に「ははーん、さてはお前は大川原夫人に恋をしているな?」と先生が言うと突如大川原夫人が叫び、学生へ愛の告白をするのかと思い待っていたら、「母方の親戚に、同い年の女の子がいる!」と何の関係もない事を言う、というオチ。
 (※お客さんはウケはかなり良かった)

・鬼ヶ島、そして友人代表のエレファントジョン森枝さんの弔辞。
 森枝「思えば、大川原君は昔の相方でした。5年ぐらいやって、『俺、ボケたい』と言って解散しました。そしてこのネタを見た時に、『ああ、こいつはこれがやりたかったんだな』と納得したのを憶えています。(お客さん笑い)
  そして当時は素人から始めた浅沼君がやってましたが、今和田君がやって、『ああ、和田って浅沼より下手なんだな』と思いました」(お客さん笑い)

 そして出棺し、火葬。



■エンディング
ドランクドラゴン鈴木さんから、明日アメスタで「鈴ラバ」(インターネット番組)をやると告知。
 周りの芸人に「どこかでイスに腰掛けるポーズやってよ」「番組中に『不思議な夜』って言ってよ」などと言われたラバーガール、「じゃ『不思議な夜』って言います」と飛永さんが公約。
 (※翌日、番組の最後の方で本当に飛永さんが言った)